このページは秋の星座の「おひつじ座」です。
あなたの探している星座ですか?
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「おひつじ座」
星座としてはとても小さく可愛らしい「おひつじ座」ですが、
星占いが発達した古代バビロニア時代から、紀元前150年頃に
黄道12宮を設定したヒッパルコス時代には、この星座に春分点があり、
とても重要視されていました。
現在、春分点は隣の「うお座」あります。
そんな「おひつじ座」ですがどこにあるか探してみましょう。
(C)アストロアーツ/星空年間
見つけ方
🌟まず、大まかな位置は黄道12星座ですので、黄道にあります。
🌟「うお座」と「おうし座」に挟まれています。
🌟秋から冬にかけて見頃を迎えます。
秋は全体的に目立つ星がないので、目印を探しますが、
これといってありません。
ですが、かろうじて、「ペガスス座」が南中、ほぼ頭の上に、
四角、宇宙への窓のような四辺形を描いてくれています。
🌟その四辺形の東側の1角は「アンドロメダ座」と重なっています。
そこから南東へゆっくり降りて行くと「うお座」の上部の1匹を通り過ぎて、
小さな2等星の明かりが見つかります。
🌟それが「おひつじ座」のα(アルファ)星ハマルです。
すぐ隣にβ(ベータ)星シャラタンの3等星が輝いて見えます。
さらにその下隣にある4等星のγ星を結ぶと、
「へ」を裏返したような形になります。
🌟それが「おひつじ座」の頭部にあたります。
背中からお尻にかけては一直線でげんこつ2個と半分くらいのところに
4等星があります。
見つかりましたか?
🌟秋はもの寂しい星座が多いですが、
空が澄んでくる時期でもあるので、
気を長く持って探してみてください。
🌟また「おうし座」が東の空から昇ってくる頃ですと、
「おうし座」のアルデバランは1等星ですので、先に目が行くと思います。
こそこから、太陽の通るように目を動かして行くと隣にある星座なので、
次の2等星ハマルが見つかることでしょう。
ここからは同じように。3等星と4等星をそれぞれ探してください。
🌟余談ですが、バビロニア時代には、ここに麦の穂を持つ農夫の姿を
見ていたようです。フェニキア時代に現在のようなひつじに
なっていっきました。
おひつじ座の神話
おひつじ座の神話はこちらのページをご覧ください。
基本情報
基本情報
学名 | Aries(略号Ari) |
中央位置 | 赤経:2h35m 赤緯+20.5° |
概略範囲 | 東3h27m,西1h44m,北+31°,南+10° |
20時南中 | 12月25日(高度75°) |
面積 | 441.39平方度(順位39) |
肉眼星数 | 28個(5.5等) |
設定者 | プトレマイオス |
主な天体 | α星:ハマル 2.0等星
β星:シェラタン 2.6等星 γ星:重星、4.6~4.6等星 λ星:重星、4.9~7.9等星 |
見どころ | γ星=牡羊の角のところに光る二重星です。白色の4,6等星と黄色の4.6等星が7.93″隔てて並んでいます。口径5cmで分離できます。 |
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まとめ
🌟金の毛を持つひつじを象った星座の「おひつじ座」の
見つけ方を紹介しました。
🌟秋の星座は光の少ない星座が多いので探すのが大変ですが、
「おひつじ座」は黄道12星座の始まりの星座です。
そしてその起点になったのは出来た当初は春分点が
「おひつじ座」にあったからでした。
そんな大事な星座ですから是非とも、探して覚えて欲しいです。
良い観望でありますように。。。
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