このページは秋の星座の「つる座」です。
あなたの探している星座ですか?
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「つる座」
🌟秋の星座である「つる座」は南半球の星座として、
カテゴライズされることがあります。
というのも、南の地平線にとても近いので、
東京より北の地域では隠れて見えないからです。
そんな「つる座」を今回は探して見ましょう。
見つけ方
🌟鳥の星座は翼を広げた姿がよく描かれます。
「わし座」や「はくちょう座」などがそれにあたります。
そんな時は体と羽とで十字形で象られています。
ちなみに「からす座」や「くじゃく座」はそれにあたりません。
十字形を意識しながら、探してみましょう。
🌟位置は「みなみのうお座」のさらに南にあります。
秋の一つ星「みなみのうお座」のフォーマルハウトが目印になります。
「みなみのうお座」も黄道星座の「みずがめ座」の南に位置している
ことからおわかりのように、低い位置にある星座です。
(C)アストロアーツ/星空年間
🌟十字を形作る中心にβ星、右羽側に並ぶようにα星(アルナイル)があり、
どちらも2等星です。
ここで、2等星ならすぐに、輝きでわかるのでは?
と思ってしまいますが、硬度が低いために、空気の澄んだ場所や、
条件の良いところで見ないと、大気に減光されて、霞んだような
少し暗い印象になっています。
🌟頭部にあたるγ星(アルダナブ)は3等星で、細長い鶴の首の特徴を、
よく表しています。
羽を広げた「つる」がみつかりましたか?
🌟「つる座」は17世紀に作られた比較的新しい星座です。
そのため、特に神話は、伝わっておりません。
15世紀には「フラミンゴ座」、17世紀に縁起の良い「つる座」と
されたようです。
🌟つる座として、分けられる以前には「みなみのうお座」の尻尾として
含まれていました。
それは、γ星(アルダナブ)がアラビア語で「魚の尾」の意味があり、
そのことを裏ずけています。
基本情報
基本情報
学名 | Grus(略号gru) |
中央位置 | 赤経:22h25m 赤緯-47° |
概略範囲 | 東23h25m,西21h25m,北-37°,南-57° |
20時南中 | 10月22日(高度8°) |
面積 | 365.51平方度(順位45) |
肉眼星数 | 24個(5.5等) |
設定者 | バイエル |
主な天体 | α星:アルナイル 1.7等星
γ星:アルダナブ 3.0等星 θ星:重星、4.5~6.8等星 π星:重星、5.6~6.4等星 |
見どころ | π星=二重星になっていて、6.4等星のπ1星と、5.6等星のπ2星が、4″の間隔で並んでいて、双眼鏡で分離できます。実はふたつの星には、もう一つずつ星がくっ付いていて、π1星は2.7″離れたところに10.9等星があり、π2星には4.7″離れたところに12.0等星が並んでいます。π1星は口径10cm、π2星は口径15cmで見ることができます。 |
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まとめ
「つる座」の見つけ方を紹介しました。
黄道星座よりもさらに南の低い位置にあることから、
大気によって星の光が減光されてしまい、
少し残念な星座ですが、
「みなみのうお座」の1等星を目印にすれば、探しやすいことを、
お話しました。
天気の良い日に探して見てください。
良い観望でありますように。。。。。
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