このページは春の星座の「かんむり座」です。
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「かんむり座」
「かんむり座」と聞いてもあまり聞き馴染みのない星座ですが、
「かんむり座」は紀元前3200年ごろにはすでに,
星座として認識されているほど、古くからある星座です。
探してみましょう。
(C)アストロアーツ/星空年間
見つけ方
古代は花の輪がイメージされていたようですが、のちに
かんむりが描かれるようになりました。
星座をかたどっている星々は4等星以下が多く、
暗い印象ですが、小さい7つの星が半円を描く形に
ならんでいて、整った形から目立つ星座です。
時期的なことを申しますと、天中に見えるのが、
4月下旬の3時頃〜7月下旬の21時頃あたりでしょうか。
に挟まれています。
形がはっきりしているので、見つけやすいでしょう。
しかも、一度見つけてると、その後はすぐに見つかるように
なります。
「ヘラクレス座」の棍棒を持つ右手側と、「へび座」の頭部、
「うしかい座」のアークトゥルスより天中よりに見えます。
「うしかい座」のアークトゥルスは「春の大曲線」の一点です。
アークトゥルスは1等星なのでそちらから見つけるほうが
見つかりやすいかもしれませんね。
一番明るい星が2等星の「アルファッカ」で7つのうち
真ん中にあたります。
「アルファッカ」の意味は「欠けたものの明星」という意味で、
これはかんむりの形がU字型をしているように、半円形が
「欠けたもの」を連想させるのでしょう、その中での「明星」。
とても美しいさがひときわ際立つ感じが現れていますね。
アルファッカは別名、宝石という意味の「ゲンマ」とも言われ、
「かんむり座」の中でも一つだけ輝いているので
かんむりの宝石と見立てたのでしょう。
ちなみに、「アルファッカ」はα(アルファ)星で、
地球からの距離は約75光年のところにあります。
7つの星が半円を描いている姿から、
中国では牢屋に見立てて、「貫索(かんさく)」と呼ばれていたり、
オーストラリアでは「ブーメラン」、
日本では「車星」、「太鼓星」、「長者の釜」、「鬼の釜」
などと呼ばれています。
また、「北のかんむり座」と呼ばれることもあります。
それは「いて座」の南に「みなみのかんむり座」があるためです。
「かんむり座」の二番目に明るい星は3等星のβ(ベータ)星です、
この星は地球から114光年のも離れたところにあります。
三番目に明るい3等星のγ(ガンマ)星の
地球までの距離は145光年です。
星の光はそんな長い旅をして地球に届いているのですね。
かんむり座の神話
かんむり座の神話をまとめたページはこちらをご覧ください。
基本情報
学名 | CoronaBorealls(略号CrB) |
中央位置 | 赤経:15h48m 赤緯+33° |
概略範囲 | 東16h22m,西15h14m,北+40°,南+26° |
20時南中 | 7月13日(高度88°) |
面積 | 178.71平方度(順位73) |
肉眼星数 | 22個(5.5等) |
設定者 | プトレマイオス |
主な天体 | α星:アルファッカ 2.2等星
β星:ヌサカン 3.7等星 σ星:重星 5.7~6.7等星 R星:変光星 5.7~14.8等星 T星:再帰新星 2.0~10.8等星 S星:変光星 5.8~14.1等星 360日周期 |
見どころ | T星=この星は、1866年に2等級の新星として輝いたあと、11等星まで減光しましたが、1946年に再び爆発して、3.4等星まで明るくなりました。この星の出現で、期間をおいて爆発を繰り返す星があることがわかりました。これらのタイプの新星を再帰新星(放復新星)と呼びます。T星の平常時の光度は10.8等星で周期はおよそ80年です。 |
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まとめ
🌟「かんむり座」の見つけ方を紹介しました。
目印になる「うしかい座」の1等星アルクトゥールスを見つけて、
東上方向へ目向ければ、形も可愛らしいので、
探せる事でしょう。
良い観望でありますように。。。
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