このページは夏の星座の神話「てんびん座」です。
あなたの探している神話ですか?
もし、お探しの神話にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。
「てんびん座」は黄道12星座の7番目に位置していて、
「おとめ座」と「さそり座」の間に挟まれるように輝いています。
詳しい探し方は「黄道星座の見つけ方「てんびん座」」をご覧ください。
「てんびん座」の天秤ですが、これは正義のアストレアが
人間の善悪を裁くのに用いたはかりだとされています。
てんびん座の神話
紀元前2300〜700年頃、昼と夜を二分する秋分点が
ここにあった事が天秤を連想させて、てんびん座となった
という説もあります。
現在の秋分点は歳差という地球の首ふり運動のため、「おとめ座」に
移っています。
ローマ神話によるところの「天秤」の話は、
正義の女神アストレイアの持つ天秤をかたどっています。
彼女は死者の魂をこの天秤で測り、悪しきものは、
地獄へ送られたと言われています。
人類には、5つの時代がありました。
最初は黄金時代。
この時代は、人間は大地から生まれました。
神々と人間は同じ大地の上で一緒に暮らし、
神々が喧嘩をした時には人間が仲裁の入る事もありました。
また、幼い神を人間が育てる事もありました。
この時代は世界の隅々までが平和に満ち、
女神アストレイアの天秤はいつも正義に傾いていました。
やがて、黄金時代の人々が死に絶えると、
神々が次に新しい人間を作り出します。
ここから銀の時代の始まりです。
この時代の人々は争いが好きで、強いものが、
弱いものを虐げていました。
そんな人間に愛想をつかして神々はオリンポスに
帰っていきます。
そんな時代でも、人々は殺人だけは決して行いませんでした。
女神アストレイアは人間を見捨てずに、地上に止まり、
人々を正義に導こうとしていました。
しかし、やがて銀の時代は、大神ゼウスに滅ぼされ終焉を迎えます。
次の時代の人々は「とりねこ」の木から生まれ落ちました。
銅の時代と呼ばれる時代の人々は、
戦争を始め、親、兄弟さえも殺しあう時代で、自ら滅亡していきました。
その後の時代は英雄時代ですが、地上には相変わらず
悪がはびこっていましたが、
神々を父に、人間を母に持つ英雄たちが現れ、
女神アストレイアも気を取り直します。
そこから最後の鉄の時代に入ってからは、
人々はさらに堕落していきます。
好戦的で嘘つきな人間に、とうとう女神アストレイアも人間を
見放して、天界へ戻ってしましました。
それでも、人間界が気になった女神アストレイアは星座となって
天から人間界を見守っているという事です。
そして、この女神アストレイアは「おとめ座」になった、
というのはこの天秤からきている説ですね。
おとめ座の神話はこちら
「てんびん座」の見つけ方
「てんびん座」は夏の星座です。
夜空に輝く「てんびん座」の見つけ方はこちらから、ご覧ください。
「てんびん座」は黄道12星座でもあります。
この他の夏の星座の神話
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まとめ
🌟「てんびん座」の神話を紹介しました。
正確には、天秤を持っていた女神の神話ですね。
この天秤を持っていた女神が「おとめ座」の女神という説もあり、
他の星座と神話が共通することもあって、面白いところですね。
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