夏の星座の見つけ方「てんびん座」

夏の星座




(C)国立天文台

 

このページは夏の星座の「てんびん座」です。

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「てんびん座」

 

黄道12星座の7番目の「てんびん座」として知られていますが、

夜空のどこに見られるか探してみましょう。

 

(C)アストロアーツ/星空年間

 

見つけ方

 

黄道なので、星占いで聞き及びのある星座同士の並びです。

大まかな位置は「おとめ座」と「さそり座」の間にその姿を現しています。

 

探し方は

「さそり座」のアンタレスと「おとめ座」のスピカをまず見つけて

欲しいです。

この二つの真ん中あたりというのは覚えておいてください。

 

星座の神話「さそり座」
「さそり座」の神話を紹介しました。「さそり座」は夏を代表する星座です。サソリの心臓とされる1等星のアンタレスの赤く輝く姿は夏の空に一際、目をひくことでしょう。「さそり座」の由来については幾つか神話で語られています。

 

 

その二つを目印に「く」を裏返した様な形の星の並びがあります。

サソリの頭の部分の3つの星と並び方は同じ様に並んでます。

 

3等星とあまり光は強くないので霞んだ様な日には

見つけにくいかと思います。

 

4月上旬の3時ごろから天上に昇ってくるので、

夏の間で、見つけやすい天候の時を狙いましょう。

 

「く」の真ん中の折れ曲がりのところがα星なのですが、

この星は二重星で地球から約77光年の距離にあり、

2.9等星と5.3等星の星が並んでいます。

 

「実視連星」と呼ばれていて天気の良い日は

肉眼でも観察できるでしょう。

 

 

 

あまりにも「さそり座」と近いので、紀元前1世紀以前の

古代ギリシャでは、サソリのハサミと見られていました。

 

その名残で、「てんびん座」のα(アルファ)星が「ズベン・エル・ゲヌビ」

と呼ばれて、「南の爪」の意味です。

 

また、β(ベータ)星の「ズベン・エス・カマリ」と呼ばれ、「北の爪」

という意味でした。

 

そして、γ(ガンマ)星は「ズベン・エル・アカラブ」と呼ばれ、

「サソリの爪」と言う意味です。

 

また、紀元前1200年頃には秋分点がこの辺りにあり、

太陽が来ると、昼と夜の長さが等しくなった、というところから

天秤と関連づけされ、この天秤は「時を図る天秤」とも

呼ばれています。

 

 

そのほか、「てんびん座」の天秤は、

正義と天文の女神アストレイヤが持っている、とされています。

 

詳しくは「てんびん座」の神話の項目で紹介します。

 

 

連星といえば、地球から約150光年離れている、

γ星も連星の可能性があるとされています。

 

一方、β星の方は、2.6等星の輝きですが、

紀元前には、さそり座のアンタレスよりも明るい星として

記録されていました。

 

そして、さらにそれから350年後にはアンタレスと

同じぐらいの明るさであると記録されています。

 

現在の明るさになった原因はわかっていません。

これからまたゆっくりと等級が落ちていくのか、

はたまた最後の輝きで光の復活がないともいえないところが

宇宙の謎ですね。

 

 

てんびん座の神話

 

てんびん座の神話をまとめたページはこちらをご覧ください。

星座の神話「てんびん座」
「てんびん座」の神話を紹介しました。正確には、天秤を持っていた女神の神話ですね。この天秤を持っていた女神が「おとめ座」の女神という説もあり、他の星座と神話が共通することもあって、面白いところですね。

 

 

基本情報

学名 Libra(略号Lib)
中央位置 赤経:15h08m   赤緯-15°
概略範囲 東15h59m,西14h18m,北00°,南-30°
20時南中 7月6日(高度40°)
面積 538.05平方度(順位29)
肉眼星数 35個(5.5等)
設定者 プトレマイオス
主な天体 α星:ズベン・エル・ゲヌビ 2.8等星

β星:ズベン・エス・カマリ 2.6等星

ι星:重星 4.5~6.1等星

δ星:変光星 4.9~5.9等星、2.327374日周期

 

見どころ α星=5.2等星のα1星と2.8等星のα2星が231″離れて並んでいます。間隔の大きな二重星なので、肉眼で見分けることができます。

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まとめ

 

🌟「てんびん座」の見つけ方を紹介しました。

 

黄道星座ですし、さそり座が隣にあるので、1等星がなくとも、

見つけやすいでしょう。

 

良い観望でありますように。。。

 

 

 

新着情報「てんびん座の銀河に超新星が発見された」そうです。

興味のある方は見てみてください。

 

 

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