🌟「おとめ座」にある「M58-NGC4579-銀河」の位置を確認して
みましょう。
どこにあるの?
🌟「おとめ座」にありますが、近くの「しし座」と「かみのけ座」の間は
「おとめ座銀河団」とよばれ、銀河などが集中している場所でもあります。
さらに目印には「うしかい座」の1等星アルクトゥールスも役に立つでしょう。
まずは周りの星座などと「おとめ座」の位置を確認しましょう。
※ピンクの丸で囲んだあたりが、「乙女座銀河団」と呼ばれる銀河などが密集している場所です。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「おとめ座」のρ星のすぐ上にあるのですが、このρ星は5等星ほどなので、
「M58」も肉眼では探せないのですが、なんとなくの場所を探すという意味で、
目印になるところから紹介します。
隣の「しし座」の2等星デネボラは見えますか?
春の第三角形「おとめ座」のスピカと「うしかい座」のアルクトゥールス、
「しし座」のデネボラで象っているのが、確認できることでしょう。
「しし座」のデネボラがわかったら、次に「おとめ座」の3等星ε星ウィンデミア
トリクスを探します。「おとめ座」体の中心部に4つ三角錐になるように3等星が
あります。その上部の3等星がε星ウィンデミアトリクスです。
「食」が起こることで馴染みのある方もいるかもしれませんね、「γ星ポリマー」
とはちょうど対角になる星です。
「しし座」のデネボラと「おとめ座」のε星ウィンデミアトリクスを結んだ線を
3等分して「しし座」のデネボラから3分の2、「おとめ座」のε星ウィンデミアト
リクスから3分の1のあたりに「M58」はあります。
(C)NASA/M58
🌟1779年に発見された「M58」は螺旋系を持つ銀河で、メシエカタログのなかの
4つの螺旋銀河の中では最初に確認されました。
他の螺旋銀河よりも暗めですが、おとめ座銀河団の中では明るい銀河です。
「M58」の外側の赤い部分がガスと埃やちりが新しい星を形成していると思われ
る領域で、1988年と1989年に1つずつ超新星が発見されています。
また、中心部の青い部分は成熟した星の領域を示しています、この核の周りには
非常に小さなリングがあり、超小型核リングとして知られていて、高い星形成速度
のスターバースト活動が起こっていて、太陽の質量の約7000万倍の超大型ブラッ
クホールがあると言われています。
おとめ座銀河団について
🌟「おとめ座」と「しし座」と「かみのけ座」の間は「おとめ座銀河団」と
よばれ、約1300〜2000個の銀河が集中しています。中でもメシエ番号や
NGCの番号がついているものは小型の望遠鏡でも観測できます。
ここの銀河は大きな質量を持った銀河が多いので、ブラックホール候補の天体も
多く確認してされています。
乙女座銀河団の構造は渦巻銀河と楕円銀河が不均一に混ざっています。
基本情報
基本情報
M58-銀河 | |
番号 | M58/NGC4579 |
赤経 | 12h37.7m |
赤緯 | +11°49′ |
等級 | 9.2等 |
距離 | 6200万光年 |
星座 | おとめ座 |
種類 | 銀河 |
まとめ
🌟「M58-NGC4579-銀河」について紹介しました。
「おとめ座」にありますが、肉眼では見えませんが、位置は周りの「しし座」や
「うしかい座」などで確認しましょう。
「M58」にも大きなブラックホールがあり、銀河の構造も考えると楽しいです
ね。
もし観測会などで、大きな望遠鏡で見る機会があれば、みてみましょう。
良い観望でありますように。。。
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