🌟「おとめ座」にある「M60-NGC4649-銀河」の位置を確認して
みましょう。
どこにあるの?
🌟「おとめ座」にありますが、近くの「しし座」と「かみのけ座」の間は
「おとめ座銀河団」とよばれ、銀河などが集中している場所でもあります。
さらに目印には「うしかい座」の1等星アルクトゥールスも役に立つでしょう。
まずは周りの星座などと「おとめ座」の位置を確認しましょう。
※ピンクの丸で囲んだあたりが、「乙女座銀河団」と呼ばれる銀河などが密集している場所です。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「M60」はおとめ座銀河団の上部側の集団に属しています。
上部は「おとめ座」の右腕側になります。春の第三角形の「しし座」の2等星
デネボラと「うしかい座」のアルクトゥールスの方が「おとめ座」のスピカより
近いでしょう。
探す時の目印には「しし座」のデネボラが役に立ちます。次に、「おとめ座」の
3等星のε星ウィンデミアトリクスを見つけましょう。
「おとめ座」の3等星のε星ウィンデミアトリクスは、「おとめ座」の体の中心部
に4つ程3等星が三角錐を象っていますが、その一番上部の星が「おとめ座」の
3等星のε星ウィンデミアトリクスです。
「おとめ座」の3等星のε星ウィンデミアトリクスと「しし座」のデネボラを結ん
で、4等分します。「しし座」のデネボラから4分の3、「おとめ座」の3等星のε星
ウィンデミアトリクスから4分の1のあたりに「M60」があります。
「M60」は楕円銀河です、近くには螺旋銀河のNGC4647もあります。楕円銀河の
方は卵のような形に見え、螺旋銀河の方はガスや塵などが平らなディスクで回転
する巻線の腕にまとめられています。
「M60」には大きなブラックホールがありますが、「NGC4649」には無い
ようで、さらに「M60」と「NGC4649」は二重星のような構造をしていて、
形成などの研究が進められています。
(C)NASA/M60
おとめ座銀河団について
🌟「おとめ座」と「しし座」と「かみのけ座」の間は「おとめ座銀河団」と
よばれ、約1300〜2000個の銀河が集中しています。中でもメシエ番号や
NGCの番号がついているものは小型の望遠鏡でも観測できます。
ここの銀河は大きな質量を持った銀河が多いので、ブラックホール候補の天体も
多く確認してされています。
乙女座銀河団の構造は渦巻銀河と楕円銀河が不均一に混ざっています。
基本情報
基本情報
M60-銀河 | |
番号 | M60/NGC4649 |
赤経 | 12h43.7m |
赤緯 | +11°33′ |
等級 | 9.8等 |
距離 | 5900万光年 |
星座 | おとめ座 |
種類 | 銀河 |
まとめ
🌟「M60-NGC4649-銀河」について紹介しました。
「おとめ座」にあります、肉眼では見えません.
「M60」と「NGC4649」とは二重星のような構造をしていることが発見され、
「M60」には大きなブラックホールがありますが、「NGC4649」には無いようで
その構造と、形成などの研究が進められています。
もし観測会などで、大きな望遠鏡で見る機会があれば、みてみましょう。
良い観望でありますように。。。
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