🌟「おとめ座」にある「M61-NGC4303-銀河」の位置を
確認してみましょう。
どこにあるの?
🌟「おとめ座」の乙女の体の中心部にあります。おとめ座銀河団の下部分の一団
の中にあります。周りの星座「しし座」「かみのけ座」「うしかい座」などで
まずは「おとめ座」の位置を確認してください。
※ピンクの丸で囲んだあたりが、「乙女座銀河団」と呼ばれる銀河などが密集している場所です。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「M61」は「おとめ座」の乙女の体の上半身の心臓のあたりにあります。
具体的に場所をたどってみましょう。
大きく見ると「おとめ座」のスピカと「しし座」のデネボラを結んだ線上あたりに
なるので、3等分して、「おとめ座」のスピカから3分の2、「しし座」のデネボラ
から3分の1、ぐらいの場所です。
または、「おとめ座」の星だけでたどるなら、γ星のポリマーと4等星のΟ星を
結んだ線の中間地点くらいです。
さらには、3等星の∂星と、4等星のν星と結んだ線の中間地点あたりにあります。
(C)NASA/M61
🌟「M61」は一般的な螺旋銀河の構造をしていて、私たちの天の川銀河とよく
似ています。また、「M61」は1779年に発見されましたが、初めの観測者が彗星
と間違えて、同じ日に、銀河として再発見されました。
さらに、最近の観測で、予期しない高速ガスが後退していることがわかって、
解析が進められています。
おとめ座銀河団について
🌟「おとめ座」と「しし座」と「かみのけ座」の間は「おとめ座銀河団」と
よばれ、約1300〜2000個の銀河が集中しています。中でもメシエ番号や
NGCの番号がついているものは小型の望遠鏡でも観測できます。
ここの銀河は大きな質量を持った銀河が多いので、ブラックホール候補の天体も
多く確認してされています。
乙女座銀河団の構造は渦巻銀河と楕円銀河が不均一に混ざっています。
基本情報
基本情報
M61-銀河 | |
番号 | M61/NGC4303 |
赤経 | 12h21.9m |
赤緯 | +4°28′ |
等級 | 10.0等 |
距離 | 6000万光年 |
星座 | おとめ座 |
種類 | 銀河 |
まとめ
🌟「M61-NGC4303-銀河」について紹介しました。
「おとめ座」の中心部にあり、肉眼では見えません。
おとめ座銀河団としては下部の一団に属しています。ちょうど乙女の心臓部分に
「M61」はあります。
もし観測会などで、大きな望遠鏡で見る機会があれば、みてみましょう。
良い観望でありますように。。。
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