天文関係の用語を簡単な説明をつけてまとめてみました。
参考になれば幸いです。
今回は〈な行〉・〈は行〉です。
な行
な
内合 | 合を参照 |
に
二重星 | 天空上で接近して見える、2個の恒星。両者がお互いの周りを、回っている場合は、連星と呼ぶ。地球から見て、たまたま同じ方向に、あるために接近して、見える二重星は、見かけの二重星と呼ばれる。 |
日食 | 食を参照 |
ニュートリノ | 質量が極めて小さく、電荷を持たない素粒子。光速に近い速度で進む。 |
は行
は
パーセク(PC) | 年周視差が1秒角になる、恒星までの距離。1パーセクは3.26光年、30兆9000億kmに相当する。 |
背景放射 | 宇宙マイクロ波背景放射を参照 |
白色矮星 | 太陽と同程度の、質量の恒星が一生を終えた後に残る、高温高密度で白く輝く星。最終段階に至った恒星は、その外層部を放出し、最終的には、白色矮星になる。 |
爆発型変光星 | 変光星を参照 |
白斑 | 太陽の光球面に見られる、明るさが一段と強い部分。 |
波長 | 波動の隣り合う山と山の間の距離 |
ハッブル定数 | ハッブルの法則を参照 |
ハッブルの法則 | 遠方銀河の観測から判断した、スペクトルの赤方偏移と、距離の関係。銀河が遠ざかる速度と距離が、正比例の関係にあることを、意味している。後退速度と距離の関係を、示す比例定数をハッブル定数という。 |
ハドロン | クオークあるいは、クオークの反粒子(反クオーク)で、構成される粒子。陽子と中性子は、ハドロンの一種で、バリオンと呼ばれる。 |
パルサー | 強力な磁場を持ち、高速で回転する中性子星。磁極が自転軸からずれていると、電波が回転する灯台の、灯のように宇宙空間に、向けて放射される。 |
ハロー | 銀河を取り囲む球形の領域で、球状星団が分布している。恒星や星間ガスも、わずかに存在する。ダークマターハローは、銀河を包み込んでいる、ダークマターの集積構造である。 |
半暗部 | 太陽黒点の周辺部。中央部ほど暗くなく、温度も低くない。 |
半影 | 光を通さない天体が、落とす影の周辺部に広がる、薄暗い部分。半影部の中にいる、観測者からは光源の一部が見える。 |
反射星雲 | 近くの恒星の光に、照らされ、塵の微粒子が、輝いて見える星雲。 |
反射望遠鏡 | 凹面鏡を用いて、光を焦点に集める、方式の望遠鏡。 |
反物質 | 反粒子で構成される物質。 |
反粒子 | 通常の素粒子と、質量は同じだが、電荷などの符合が逆の素粒子。例えば、負の電荷を持つ、電子の反粒子は陽電子である。 |
ひ
ヒッグス粒子 | 他の粒子に質量を、与えている仮設上 の粒子。 |
ビッグバン | 宇宙が誕生した出来事。ビッグバン理論によれば、宇宙は、ある有限の、過去の時点において、極めて高温で高密度の、状態から始まり、それ以来、膨張し続けている。 |
羊飼い衛星 | 惑星の環を構成する粒子が、逃げ出さないように、重力の作用で環の形を保つ、役割を果たしている小型の衛星。 |
開いた宇宙 | 平均密度が膨張を止めるのに、必要な水準に達していない、ために永遠に膨張し続ける宇宙。 |
微惑星 | 原子太陽系星雲の中で多数生まれた岩や水でできた小さな天体。最終的にはこの小さな天体が集積、合体して惑星が誕生した。 |
ふ
不規則銀河 | はっきりとした構造や、対称性が見られない銀河。 |
プラズマ | 正の電荷を持つイオンと、負の電荷を持つ電子が、同数混在し、気体のようにふるまう状態。電気を伝導するので、磁場の影響を受ける。太陽コロナや太陽風は、プラズマの一例である。 |
ブラックホール | 大きな質量の天体が、重力崩壊し生ずる、小さな空間領域。重力があまりに強く、物質や電磁波は、ブラックホールの内部から、脱出できない。 |
ブレーザー | 極めて大きな変光を、示す活動銀河。その中心核には、激しく変化するコンパクトな、エネルギー源(超大質量ブラックホール)がある。激しく変光する、クエーサーもブレーザーに含まれる。 |
フレア星 | 突然明るさを増し、短時間で元に戻る、暗い赤色矮星。星の表面で発生する、極めて強力な、爆発的エネルギー放出現象による。 |
分光学 | 対象物のスペクトルを測定、解析する学問。スペクトルには化学組織や温度、速度、磁場といった要素の違いが反映されるため、分光学は様々な天体の特性について豊富な情報を提供する。 |
分光連星 | 2個の恒星が、非常に接近しており、光学的には分解できないが、スペクトルでみると、連星としての特性が、明らかになる連星系。 |
分子雲 | 低温で密度が、高い塵やガスの雲。その内部は、原子が融合して、水素分子や、一酸化炭素分子を形成するほど、温度が低く、恒星の誕生に、適した条件が揃っている。 |
へ
平坦な宇宙 | 空間の曲率がゼロの宇宙。巨大な天体の近傍に、おける局所的な歪みを別にすれば、光が直線状に、進むという意味で、平坦な宇宙といえる。 |
ヘリウム燃焼 | 赤色巨星の中心部で、ヘリウムが核融合によって、罰の元素に変化し、エネルギーを生み出すこと。 |
ヘルツシュプルング・ラッセル(H-R)図 | 恒星をその実光度(あるいは絶対等級)と、表面温度(あるいはスペクトル型や色指数)を表す点で、示した図。天体物理学者が恒星を分類する際に、用いる図である。 |
変光星 | 明るさが変化する恒星。脈動変光星は周期的に膨張と収縮を繰り返し、それに応じて明るさが変わる。爆発型変光星は突然増光し減光する。 |
ほ
棒渦巻銀河 | 細い棒状の核の両端から、渦巻の腕が伸びている銀河。 |
ボーク・グロビュール | 小型で丸い形をした暗黒星雲。大きなものは太陽質量の、1000倍のガスや塵を含んでいる。この種、の暗黒星雲が収縮し、恒星が形成されると、考えられている。 |
放出物 | 衝突の勢いによって、外へ弾き出された物質。近辺の表面よりも著しく明るい物質が放出されて、衝突点から外へ、向かって放射状に広がる、長い筋(光条)が形成される、こともある。 |
本影 | 光を通さない物体が、落とす影の黒い中央部分。本影内のどの点からも、光源の光は全く見えない。 |
まとめ
🌟天文関係の用語を簡単な説明をつけてまとめてみました。
今回はな行とは行です。
少しでも参考になれば幸いです。
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