このページは夏の星座の神話「いるか座」です。
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東側に小さなひし形をかたどったような星座が「いるか座」です。
全容は、ひし形が頭部にあたり、ひし形の下に同じく小さな星を
結んで、尻尾にあたります。
詳しい探し方は「いるか座の見つけ方」をご覧ください。
ここでは「いるか座」の神話をご紹介します。
いるか座の神話
コリントスの宮殿楽師アリオンは、海の神ポセイドンの息子で、
たて琴の名手でした。
ある時、国王の命令で、シチリア等で催された、
音楽コンクールにアリオンは出場する事になりました。
その結果、居並ぶ音楽家を尻目に、見事優勝したのです。
そして、山のような金銀財宝を賞品として受け取りました。
コリントスへ凱旋する、アリオンを乗せた船が、
シチリア島を出航し沖合に出た頃、
あろうことか、船員たちはアリオンの金銀財宝に
目が眩みます。
彼を縛り上げて海に放り込もうとしました。
アリオンは一人で成すすべもありません、覚悟を決めたアリオンは
「せめて最後に1曲たて琴を弾かせてくれ」と頼みます。
アリオンは船の帆先に立つと、心を込めて、人生最後の曲を
奏でました。
そして、歌い終わった瞬間にアリオンは海へ身を投げました。
ところが、いつの間にか、船の周りには、アリオンの音楽に
魅せられたたくさんのイルカが集まっていたのです。
イルカはアリオンを助け、無事にコリントスの港まで
送り届けてくれました。
卑劣な船員たちは、コリントスの港に着いた途端、
王様に捕らえられてしまいました。
このことを見ていた音楽に神でもあるアポロン神は、
アリオンを救った功として、星座として天に揚げたそうです。
また、一説によると、
愛のキューピット編
海の神ポセイドンは美しい海のニンフ、アムピトリテーに
夢中になりました。
彼女に求婚しますが、あっさりと断られてしまいました。
なおもしつこく迫る海神ポセイドンを嫌ったアピトリテーは、
アトラス山脈に身を隠してしまいました。
それでもなお、諦めきれない海神ポセイドンは、
アトラス山脈へと次々に使者を送りました。
しかし、誰も良い返事を持って帰るものはいませんでした。
すると、1匹のイルカが進み出て、
「私が、使者として赴きましょう。」と申し出ます。
海神ポセイドンは喜んでイルカを送り出しました。
アトラス山脈のアムピトリテーの元を訪れたイルカは、
海神ポセイドンの真心を言葉巧みに伝えました。
さすがのアムピトリテーも心を動かされ、
海神ポセイドンとの結婚を承諾したのでした。
アムピトリテーとの結婚式の当日に、
海神ポセイドンはイルカに感謝の気持ちを込めて、
星座にしました。
これが「いるか座」です。
「いるか座」の見つけ方
「いるか座」は夏の星座です。
夜空に輝く「いるか座」の見つけ方はこちらから、ご覧ください。
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まとめ
2つほど神話を紹介しました。
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