(C)NASA
現在では系外惑星も色々と確認されてきました。
今回は系外惑星の分類についてまとめました。
ホットジュピター
🌟初めて発見された系外惑星は、恒星に近い巨大なガス惑星だったので、「ホット・
ジュピター」と名付けられました。
太陽系の木星とは違い、中心星の近くに位置していました。
中心星に近い軌道を持つ、大きな惑星は、トランジット法やドップラー法でも、観測
しやすいため、次々に発見されました。
ホット・ジュピターの形成の過程を考える2つの説があります。一つは、その場で
形成したという説と、中心星から離れた場所で形成し、その後、内側に移動してき
た、という説です。現状ではどちらかというと、移動説の方が有力視されています。
惑星が木星級の質量になると、その重力によって軌道上のガスが、跳ね飛ばされ、
溝ができます。その溝に惑星がはまり、周りの円盤ガスは摩擦で回転が弱まり、中心
星に落ち込んで行きます。
惑星も溝に落ち込んだまま、中心星の方に引きずられてゆく、という考え方です。
エキセントリック・ジュピター
木星型の巨大ガス惑星のうち、楕円軌道をしている惑星を「エキセントリック・ジュ
ピター」と呼んでいます。巨大ガス惑星が円に近い軌道で、形成された後に、より
極端な軌道になると考えられています。
この原因は、連星系の伴星、近くを通過する構成の影響、他の巨大惑星からの重力
などが考えられます。
スーパーアース
ホット・ジュピターが発見されて約10年後に、それまでの質量より、はるかに小さ
い系外惑星が発見されました。
木星質量の7%、地球質量の約23倍で、それまでのガス惑星とは比べものにならない
小ささで、岩石惑星か氷惑星かという議論で注目を集めました。
更にその1年後には、地球質量の14倍や、地球質量7.5倍のものも、見つかり海王星
や天王星に近い質量だったので、「サブネプチューン」などと呼ばれていましたが、
地球よりやや大きい惑星、という意味合いの「スーパーアース」という呼称が、定着
しました。
連星惑星
系外惑星の中でも、連星系タイプが多いことがわかってきました。恒星も半数以上が
連星系として誕生することから、これに付随する惑星の存在も予測されます。
連星では、伴星による重力作用が、惑星形成時に影響を与えると、考えられていま
す。連星系惑星は2タイプあると考えられていて、主星や伴星に軌道があるものと、
連星系の周りに軌道があるものとに、分かれています。
(C)NASA
トラピスト-1
最近では、みずがめ座で発見された惑星系です。しかも太陽系よりも古く、7つの
地球規模の惑星が比較的近い軌道を公転しています。まだ謎の多い惑星系で、研究が
進められています。
宇宙誕生0秒後から3億年後ごろまでについて
「宇宙誕生0秒後から3億年後ごろまで」についてまとめたページは
こちらをご覧ください。
宇宙が誕生から約3億年後から約92億年後ごろまで
まとめたページはこちらをご覧ください。。
まとめ
🌟系外惑星の分類についてまとめてみました。
宇宙は広いので、地球と良く似た星があっても、不思議ではありません。でも、中々
見つかっていないので、やっぱり宇宙は広いんだな。。。と思うのです。
もうそろそろ見つかってもいい頃?でしょうか。。。
コメント