太陽系惑星について「海王星」

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では、

太陽系最遠の星「海王星」とは

どんな惑星でしょう。。。

簡単にまとめてみました。

 

 

 

海王星の特徴

 

海王星は太陽系にある8個の惑星の中で、

最遠に位置しています。

 

その公転周期は約165年です。

 

1846年に発見されて、2010年に発見された位置から

太陽を1周して同じ位置に戻ってきました。

 

 

海王星は半径約25000kmで、天王星よりも少し小ぶりな

氷惑星です。

 

しかし、密度で比較すると、

木星よりも大きくなっています。

 

海王星の青い色は、天王星と同じように、

表面のガスの中にメタンが含まれているために、赤橙色の日蹴りが吸収されて、

青く見えます。地球のように海がある訳ではないのです。

 

海王星の大気は、大部分が水素とヘリウムで、大気圏は高度80kmまでの

対流圏と、それより上の成層圏に分かれています。

 

成層圏には、箒で掃いたような形の絹雲状の雲があり、

海王星の淡い縞模様を作り出しています。

 

(C)NASA

 

海王星の大気の変化

 

惑星探査機ボイジャーが接近した時には、

海王星表面に地球の直径と同じくらいの大きさをした、

暗い大きな斑紋がありました。

 

これは「大暗斑」と呼ばれて、

西向きに秒速300mだ移動する高気圧性の渦であると

考えられていました。

 

1994年にハップル宇宙望遠鏡で観測したときには、海王星表面から

大暗斑が消えていました。

 

さらに数ヶ月後に観測ぢたときには、

北半球に新しい斑紋ができているのが見つかりました。

 

このように、海王星の上層大気は短い時間に大きく変化している事が

わかります。

 

海王星に関する歴史

 

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(C)NASA

太陽系惑星の比較

 

太陽系の惑星は、大きさ(直径)や構成物質の違いから

3つのグループに分けられます。

地球型惑星・岩石型惑星 水星金星地球火星 主に岩石や鉄でできていて直径が小さく密度が大きいのが特徴
木星型惑星・巨大ガス惑星 木星土星 大部分が水素やヘリウムなどの期待(ガス)からできているので、大きいけれども密度は小さいのが特徴
天王星型惑星・巨大氷惑星 天王星海王星 太陽から遠いために温度が低く、水やアンモニア、メタンなどの氷が大部分を占めています。

 

太陽系各惑星の特徴比較(平均密度以外は地球を1とした時の値です。)

惑星名 太陽からの平均距離 赤道直径 質量 平均密度(g/㎤)
水星 0.4 0.38 0.06 5.43
金星 0.7 0.95 0.82 5.24
地球 1.0 1.00 1.00 5.52
火星 1.5 0.53 0.11 3.93
木星 5.2 11.2 317.8 1.33
土星 9.6 9.4 95.2 0.69
天王星 19.2 1.0 14.5 1.27
海王星 30.1 3.9 17.2 1.64

海王星のデータ

平均直径 4万9528km
質量(地球=1) 17.1
赤道上の重力(地球=1) 1.1
太陽からの平均距離(地球=1) 30.1
自転軸傾斜角 28.3度
自転周期(1日) 16.1時間
公転周期(1年) 164.8地球年
雲頂温度 -201℃
衛星の数 14

 

 

海王星のまとめ

天王星の軌道がふらつく原因は、

「その外側に未知の惑星があるからに違いない」と、

 

1846年にフランスのルベリエとイギリスのアダムスが計算し、

ドイツのガルレがその予報位置に見付け出したのが、

 

太陽系最遠の惑星である海王星です。

 

 

天王星とよく似た青みがかったガス惑星で、

16時間で自転しながら、およそ165年もかかって、

太陽の周りを回っています。

 

表面には木星の大赤斑に似た大暗斑があります。

 

 

converted PNM file(C)NASA

 

海王星の衛星「トリトン」

 

海王星には5本のリングと14個の衛星があります。

 

最大の衛星は「トリトン」です。

地球の月の4分の3くらいの大きさです。

 

トリトン内部には、岩石の核があり、その周りに氷は水とメタンの化合物から

できている固体のマントルがあり、表面を窒素、一酸化炭素、メタンの氷が

覆っていると、考えられています。

 

そして、トリトンの自転周期と公転周期は、地球の月と同様に

ほとんど同じなので、海王星に対して、常に同じ面だけを見せています。

 

しかし、トリトンは海王星の自転方向と逆向きに公転する

逆行衛星です。

 

そのため、トリトンは海王星とは別の場所で誕生し、

海王星の近くにきたときに、その重力によって捕獲されたと

考えられています。

 

衛星のほとんどは母惑星の自転の同じ方向に公転しています。

 

地球の月の場合は地球から受ける潮汐力の影響で公転速度が速くなり、

地球から遠ざかっていきます。

 

一方、海王星の自転に逆行しているトリトンは、海王星から受ける

潮汐力により、公転速度がだんだん遅くなり、

公転半径もだんだんと小さくなってしまいます。

 

そのため最終的には、トリトンは海王星に落下してしまうと、

考えられます。

 

 

(C)NASA

 

衛星トリトンのまとめ

 

海王星の自転方向とは逆周りの方向に公転しているので、

大昔は、海王星に捕まってしまった天体なのかもしれません。

 

メロンの皮のような不思議な表面には、内側の氷火山から

噴出した薄黒いシミのようなものがあちこちに見えています。

 

これは「カンタロープ」と言われる網目状の地形を主に描いています。

 

トリトンは海王星の自転方向と逆向きに公転する逆行衛星です。

 

そのため、海王星の潮汐力により、最終的には海王星に落下すると、

考えられています。

 

(C)NASA     プロテスタント、ラリッサ、ガラテア、デスピナの4つの小さな衛星が見えます。

 

まとめ

海王星についてまとめました。

 

太陽系の最遠の星で謎の多い天体ですが、

青く美しい姿がとても印象的で、

「第一印象で決めてました。」

と中身も見らずに返事をしていまいそうです。

 

一つ、気になるのが、トリトンが落下してしまったら

どうなるのでしょうか。。。。

 

ちょっと心配です。。。。

 

 

次に観察するときには、そんなことを思いながら

見てみようと思います。

 

 

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