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太陽系第3惑星「地球」について、簡単にまとめてみました。
私たちの住む家とも言える星を惑星として見たときに、どんな顔をしているのか
みてみましょう。
地球の特徴
地球の概要
🌟太陽系が形成された当初、地球は最大の岩石惑星として、成長していました、
そして最も、内部の熱量が大きい惑星となりました。地球の核から表面に向けて
熱が放出されるプロセスは現在も続いています。
そうした熱流のマントル内の対流から生じた、地殻の断片をプレートとして、動か
しています。プレートは互いに擦れ合いながら、1年に数㎝づつゆっくりと移動し
ています。
プレート移動、火山活動、水星衝突などの出来事が重なって、地球表面に大量の
水が蓄積されました。太陽からの距離、重力、宇宙からの絶縁作用を持つ大気、
こうした要素が積み重なって、水が3つの物理的状態の全てで、存在できる条件が
生まれました。
特に液体の水は、生命を発展させる上で、不可欠のものです。その結果、現在の地
球は、雨雲が渦巻き、広大な海が広がり、植物のおかげで、ところどころ緑豊かな
大陸があるという、独自の外観を持つこととなりました。
地球の北半球
こちら側から見ると、北アメリカとユーラシア大陸の存在が圧倒的ですが、
約7000万年前までは一続きの大陸でした。現在は、2つの大陸の間には北大西洋
があり、その北には部分的に氷に覆われた北極海があります。
地球の西半球
こちら側から見る地球は、その表面を覆う水域の広さに圧倒されます。地球表面の
おおよそ3分の1を占める太平洋、そして大西洋、この2つの広大な海洋の間に、南
北アメリカ大陸が横たわり、大陸同士は、中央アメリカの狭い陸峡によって繋がっ
ています。
地球の南半球
南半球では、中心部に単一の陸塊、南極大陸があります。氷に覆われた大陸の周囲
を南極海が取り囲み、主要な陸地として、オーストラリアと、南アメリカおよび
アフリカの一部が姿を見せています。
地球の東半球
ユーラシア大陸は地球最大の大陸で、地球で3番目に大きな水域のインド洋の北側
に位置しています。地球の7大陸の中では、オーストラリアが最小です。
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地球のデータ
平均直径 | 1万2742km |
自転軸傾斜角 | 23.5度 |
自転周期(1日) | 24時間 |
公転周期(1年) | 365.26日 |
最低表面温度 | -89℃ |
最高表面温度 | 58℃ |
衛星の数 | 1 |
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地球の構造
🌟地球の内部構造についての知識は、地震波、特に地球の内部を伝わる際の経路
の研究によるところが大きいです。地球内部は、層が深くなるほど、密度と気温が
高くなり、圧力も上昇します。
固い外層部を構成するリソスフェア(地殻と上部マントルからなるもの)は地球だけ
にみられる特徴です。テクニック・プレート(構造プレート)と呼ばれる、巨大なプ
レートの断片に分かれ、地球内部の熱流を原動力として、互いに作用しながら位置
を変えてゆきます。
地球の表面を取り巻いている大気は、地球上に繁栄する生命を保護する、重要な
役割を果たしています。
層ごとの区分け
地球内部の層は主に、核、マントル、地殻の3層に区分されます。それぞれの化学
的組成は異なっています。核はさらに、内核と外核とに、はっきりと分かれます。
地殻にも、海洋地殻と比較的厚い大陸地殻という2タイプがあります。マントル層
は深くなるほど密度が高まり、最上部の層では地殻と融合してリソスフェアを形成
しています。
内核 | 地球最深部の層は、鉄、ニッケルの合金でできた個体です。平均温度は約5500℃に達します。こうした高温にも関わらず、非常な圧力がかかっているため、内核の金属が溶解することはありません。 |
外核 | 外核は鉄とニッケルでできた流体で、平均温度は約5000℃にもぼります。外核内の金属の流れが地球の磁場を生み、磁極移動の原因となると考えられています。 |
マントル | 地球内部の層で、最大の体積を占めるマントルは、基本的にかんらん岩などの岩石でできた個体です。ですが、核から熱を受けることにより、地質年代尺度で対流が発生し、ごくゆっくりと変形しています。こうしたマントルの対流が地殻変動を引き起こしています。 |
地殻 | 海洋地殻は玄武岩などの黒い火山岩で、できています。厚さは7~8kmです。大陸地殻は、多くの種類の比較的軽い岩石できていて、厚みは25~70kmです |
海洋 | 塩水をたたえた海洋は、地球表面の4分の3近くを占めていて、その深さは様々ですが、最も深いところは、約1万1000mにも達します。 |
大気 | 地球の大気は、主に窒素、酸素、アルゴンからなっています。それに二酸化炭素をはじめとする様々なガスが少量づつ加わって、構成されています。大気圏は5層で構成され、各層はその境界内での温度変化の状態によって定義されています。対流圏と中間圏では高度が上がるにしたがって、温度が上がります。外気圏では、大気が非常に希薄なため、温度という概念はほとんど意味がありません。 |
対流圏 | 雲が発生し、気象現象が起こる層で、赤道上の約16kmから、極地方の約8kmまで、場所によって高さが変化します。 |
成層圏 | 対流圏の上にあって、厚さ約30~40kmの比較的静かな層です。旅客機は雲の上空、成層圏の底部を飛行します。 |
中間圏 | 約30~50kmの厚さがあります。上辺の中間圏界面付近は、大気圏の中でも、最も低音の領域です。気温は約-100℃となります。 |
熱圏 | 地上約85~700kmの範囲に広がる大気の希薄な電離した層です。 |
外気圏 | 地球の大気圏の中でも最も外側に位置します。非常に希薄な層です。宇宙空間から眺めると、その外端は地球を包む青い光の暈(ハロー)を形作っています。 |
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動き続ける地球
🌟地球の岩石質の表面部分は、テクトニック・プレートと呼ばれる、巨大な岩盤
の集まりとなっています。このプレートは不規則な形をしていて、ジグソーパズル
のように入り組んでいます。
プレートの動きは、地球内部の深い部分で、発生する熱対流によって生じ、気づか
ないほどゆっくりしたものです。ですが、何百万、何千万年という尺度で、大陸は
地球の表面を滑るように動き、衝突し、変形してゆきます。
プレートの境界付近では、巨大な力が放出され、多様な地質学的特徴が現れます。
例えば、プレートとプレートがぶつかり合うと、山脈や深海の海溝、火山などを作
り、離れると海嶺を形づくりました。こうしたプレート境界では、頻繁に地震が発
生します。
地球に関する歴史
地球に関する歴史はこちらをご覧ください。
太陽との関係
太陽と地球との関係についてまとめたページはこちらをご覧ください。
太陽系惑星の比較
太陽系の惑星は、大きさ(直径)や構成物質の違いから
3つのグループに分けられます。
地球型惑星・岩石型惑星 | 水星・金星・地球・火星 | 主に岩石や鉄でできていて直径が小さく密度が大きいのが特徴 |
木星型惑星・巨大ガス惑星 | 木星・土星 | 大部分が水素やヘリウムなどの期待(ガス)からできているので、大きいけれども密度は小さいのが特徴 |
天王星型惑星・巨大氷惑星 | 天王星・海王星 | 太陽から遠いために温度が低く、水やアンモニア、メタンなどの氷が大部分を占めています。 |
太陽系各惑星の特徴比較(平均密度以外は地球を1とした時の値です。)
惑星名 | 太陽からの平均距離 | 赤道直径 | 質量 | 平均密度(g/㎤) |
水星 | 0.4 | 0.38 | 0.06 | 5.43 |
金星 | 0.7 | 0.95 | 0.82 | 5.24 |
地球 | 1.0 | 1.00 | 1.00 | 5.52 |
火星 | 1.5 | 0.53 | 0.11 | 3.93 |
木星 | 5.2 | 11.2 | 317.8 | 1.33 |
土星 | 9.6 | 9.4 | 95.2 | 0.69 |
天王星 | 19.2 | 1.0 | 14.5 | 1.27 |
海王星 | 30.1 | 3.9 | 17.2 | 1.64 |
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まとめ
太陽系惑星の「地球」について簡単にまとめてみました。
まだまだ地球を知る鍵はたくさんありますが、太陽系惑星としての外枠という感じ
でまとめています。知れば知るほど、いろんなところが知りたくなりますね。
改めて地球を知る機会になれば幸いです。
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