このページは春の星座の「やまねこ座」です。
あなたの探している星座ですか?
もし、お探しの星座にたどり着けていない方は、こちらをご覧ください。
「やまねこ座」
🌟「やまねこ座」あまり聞きなれない方もいるかも知れません。
目立つ星がないので、周りの星を頼りに探してみましょう。
(C)アストロアーツ/星空年間
見つけ方
🌟位置は、「ふたご座」と「ぎょしゃ座」と「おおくま座」に挟まれた
場所にあります。
春の星座ですが、12月頃から北東の空に姿を表します。
この頃にはまだ低い位置にありますが、春が近くなるにつれ、頭上に近い場所を
通るので、首を真上に向けるようにして探したほうがいいでしょう。
目印は近くある1等星を頼りにしましょう。
「ぎょしゃ座」のカペラと「ふたご座」のポルックスの二つを結んだ線を
北隣へ平行移動した位置を注目してください。
目立つ星はありませんが、伸びをした猫のような姿で、4~5等星の星の繋がりを
探してください、「ぎょしゃ座」側が頭部で、「ふたご座」側が胴体あたりに
なります。尻尾がさらに北東にある、α星の3等星です。
探すのは、とても難しいですが、頑張ってください。
🌟北側から探すなら、「おおくま座」の北斗七星を目印にしましょう。
ただ、北斗七星が春にならないと見えにくいので、北斗七星がわかる頃に、
探してみましょう。
「おおくま座」にある北斗七星は、おおくまの尻尾にあたります。
杓になっている側の端の星側におおくま座の頭部の3等星ムシダがあります。
その星と「ぎょしゃ座」のカペラを結んだ中間あたりに4~5等星の2つ並んだ星が
あります。それがやまねこ座の頭部の星になります。
そこからは「ふたご座」カルスト、ポルックスを見ながら東に向かってゆくと
尻尾の3等星までたどり着きます。
🌟「やまねこ座」は17世紀のドイツの天文学者へベリウスが設定した星座です
当初、この星座は「山猫座または虎座」という変わった名前のようで、名前でない
もので呼ばれていました。
周りには目立つ星座がありますが、「やまねこ座」自体に、目立つ星がないので、
設定者のへベリウスも「ヤマネコの姿を見つけるには、ヤマネコのような目が
必要だ」と言っていたという話が伝わるほど、見つけにくい星座です。
基本情報
基本情報
学名 | Lynx(略号Lyn) |
中央位置 | 赤経:7h56m 赤緯+46.5° |
概略範囲 | 東9h40m,西6h13m,北+62°,南+33° |
20時南中 | 3月16日(高度79°) |
面積 | 545.39平方度(順位28) |
肉眼星数 | 31個(5.5等) |
設定者 | へベリウス |
主な天体 | 12番星:三重星 5.5~6.1~7.5等星
38番星:重星 4.0~6.3等星 NGC2419:球状星団 10.4等星 |
見どころ | 12番星=西北端にある三重星です。5.5等星(A)、6.1等星(B)、7.5等星(C)が並んでいます。ABの間隔は1.68″、ACは8.72″で。口径10cmと5cmで分離できます。
38番星=こじし座との境界線近くにある二重星です。青白い色の4.0等星と黄色の6.3等星が2.8″の間隔で並んでいます。こちらは口径6cmで分離できます。 |
この他の春の星座
この他の春の星座はこちらからお探しください。
春以外の星座はこちらから探せます。
まとめ
🌟「やまねこ座」の見つけ方を紹介しました。
周りには特徴のある星座があるのですが、自身は目立つ星がないので、
探しにくいです。
頑張って探してください。
良い観望でありますように。。。。
コメント