南半球の星座「きょしちょう座」

南半球の星座




 

このページは南半球の星座の「きょしちょう座」です。

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「きょしちょう座」

 

🌟南半球の星座は、日本では沖縄で、いくつか見えますが、

それでも全部は見えません。

 

見つけ方の紹介はちょっと可笑しいので、星座の紹介に留めます。

南半球にはこんな星座があるんだ!と思ってください。

 

そして南半球へお出かけの際には参考にしてください。

 

「きょしちょう座」どこにある?

 

🌟沖縄からでも全貌は見えません。

アルマ望遠鏡があるチリの星空で「きょしちょう座」のある位置を確認して

みましょう。

(C)アストロアーツ/星空年鑑(アルマ望遠鏡から見た12月の星空)

 

🌟「きょしちょう座」の目印には「小マゼラン雲」という不規則銀河が

なります。

「大マゼラン雲」も近くにありますが、見た目の大きさで区別かつきます。

 

「小マゼラン雲」の西側にゆがんだ5角~6角形に並んだ星の形があります。

大まかな場所は「ほうおう座」「つる座」の南に位置しています。

 

1等星から探す時には、「エリダヌス座」のアケルナルがよく目立ちます。

アケルナルから南へ下がったところに4等星のβ星があります。

 

「きょしちょう座」の4等星のβ星から、「つる座」の3等星のβ星へ目を向けると

途中に「きょしちょう座」の4等星のγ星があります。

 

「きょしちょう座」の4等星のγ星から「インディアン座」の方へ目を向けると、

3等星のα星があります。

 

星座図ではこのα星が「きょしちょう」の嘴部分になります。

α星から、ゆがんだ5角~6角形に並んだ星を探して欲しいのですが、5等星のδ星

などは見つけにくいかもしれませんね。

 

「小マゼラン雲」を左に見ながら、ゆがんだ5角~6角形に並んだ星を完成させて

みましょう。

 

秋の星座の見つけ方「ほうおう座」
「ほうおう座」はとても低い位置にあり、全貌はより南へ行かなければ見えない程です。出ている部分の形などを、周りの星から探す方法を紹介しました。一番近い目印は「みなみのうお座」のフォーマルハウトが唯一、秋の1等星なので、それを見つけます。
秋の星座の見つけ方「つる座」
「つる座」の見つけ方を紹介しました。黄道星座よりもさらに南の低い位置にあることから、大気によって星の光が減光されてしまい、少し残念な星座ですが、「みなみのうお座」の1等星を目印にすれば、探しやすい
南半球の星座「インディアン座」
南半球の星座「インディアン座」を紹介しました。南半球にある星座ですが、沖縄などの南方では、ギリギリ見えるか見えないかのところにあります。秋の1等星フォーマルハウトが目印となります。「インディアン座」を見る機会があれば、ぜひ探してください。
冬の星座の見つけ方「エリダヌス座」
「エリダヌス座」の見つけ方を紹介しました。神話の川のがモチーフになっているので、全体像はとても大きく、蛇行しながらですが長い星座です。地平線から下にα星があるなど、高度の低い星座で、見えている部分は目立つ星がないので、探すのが難しいですが、頑張って探してみてください。

 

 

 

🌟1603年、ドイツのバイエルが著した星図「ウラノメトリア」に記載されている

ことから設定者としていますが、一説によると、この星座名はオランダの航海家

テオドルスが命名したとも言われています。

 

余談ですが、この年代を聞くと江戸幕府を思い出しますね。

 

「きょしちょう座」にある天体

 

「きょしちょう座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、

そちらも合わせてご覧ください。

南半球の天体(星雲・星団・銀河)「小マゼラン雲-SMC」
「小マゼラン雲-SMC」について紹介しました。大マゼラン雲とは同じ不規則銀河で、同じように天の川銀河の影響を受けています。ただ天の川銀河に囚われた銀河ではなく、近くを通り過ぎている銀河ということがわかってきていて、興味深い話ですね。

 

 

基本情報

基本情報

学名 Tucana(略号Tut)
中央位置 赤経:23h43m   赤緯-66.5°
概略範囲 東1h22m,西22h05m,北-57°,南-76°
20時南中 11月13日(高度-12°)
面積 294.56平方度(順位48)
肉眼星数 15個(5.5等)
設定者 バイエル(カイザーとホウトマン)
主な天体 β星=重星 4.4~4.5等星

SMC=NGC292  小マゼラン雲 2.6等星

NGC104=球状星団 4.0等星

見どころ β星=4.4等星(A)と4.5等星(B)の二つの星が27.1″隔てて並んでいます。口径5cmで分離できますが、それぞれの星に別の星がくっついています。(A)には2.2″離れて14等星、(B)には0.4″離れたところに4.9等星と5.7等星がくっ付いています。(A)は高度差が大きく、(B)は間隔が狭いので、小望遠鏡では分離できません。

小マゼラン雲=1529年、ポーランド生まれの航海家マゼランによって発見された不規則銀河です。20万光年の距離にあります。見かけの大きさは満月の9倍もあり、肉眼でもはっきり見えます。

NGC104=小マゼラン雲の脇にある見事な球状星団です。肉眼でも恒星のように見えます。口径8cmでは周辺の星が見えるようになります。

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まとめ

🌟南半球の星座「きょしちょう座」を紹介しました。

 

南半球にある星座で、見ることはできませんが、「小マゼラン雲」が近くにある

ので、「きょしちょう座」を見る機会があれば、ぜひ合わせて探してください。

 

 

良い観望でありますように。。。。

 

 

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