星座の神話「おとめ座」

春の星座




 

 

このページは春の星座の神話「おとめ座」です。

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「おとめ座」は「春の大曲線」と「春の大三角」でも

おなじみの1等星のスピカが美しい星座です。

 

晩春から初夏にかけて、南の空を上昇してきます。

黄道の6番目の星座で、「しし座」と「てんびん座」の間に位置しています。

 

「おとめ座」の目印にもなっている1等星のスピカは、北斗七星の柄のカーブを

延長して、「うしかい座」のアルクトゥールスを通る曲線の「春の大曲線」有名

です。

 

この他にも、オレンジ色に光り男性的な「うしかい座」のアルクトゥールスと、

純白に輝く「おとめ座」のスピカを女性に見立て、「春の夫婦星」と呼んで

います。

 

「おとめ座」の神話

 

「おとめ座」の「乙女」には諸説あり、

正義の女神アストレイア」と考える説ではおとめ座はより潔癖で、清らかな

処女のイメージとして描かれている部分です。

 

正義の女神アストレイア

 

詩人ヘシオドスによれば、かつて人類は「黄金の時代」と呼ばれる時を過ごし、

楽園の住人のような日々を送っていました。ところが、人類は徐々に堕落して

いきます。

 

そして「白銀の時代」と「青銅の時代」を過ごして、ついには人と人が殺し合う

「鉄の時代」がやってきます。

 

そのため、それまで人間とともに地上で暮らしていた神々が、次々と天界へ戻って

いきます。そんな中で最後まで人間を信じて、

地上に残ったのが女神アストレイアでした。

 

しかし、そんな女神アストレイアでしたがあまりにも地上に、

殺人や戦争が溢れ出し、とうとう天界へ戻り、

星座になり天から人類を見守ることにしました。

 

これが女神アストレイアとする説で、また

 

 

農業の女神デメテル

 

「農業の女神デメテル」と考える説では、1等星のスピカの意味が「麦の穂」

ということから、古代社会においては大地の実りを司る大いなる女神として

女神デメテルの化身だとされています。

 

 

 

ペルセポネ

 

さらにはその娘のペルセポネとも言われています。

 

シシリア島の草原で花摘みをしていたペルセポネは、地の底から現れた4頭立ての

馬車に乗った王に攫われてしまいます。

 

ペルセポネの母デメテルは寝食を忘れて探しますが、娘を攫ったのが冥府の王

ハデスであることがわかると、絶望のあまり洞窟に閉じこもってしまいます。

 

母デメテルは大地を司る農業の女神ですので、地上は冬枯れの景色になって

しまいました。

 

それを見た神々の王ゼウスは伝令の神ヘルメスを冥府へ行かせ、ハデスを説き伏せ

ペルセポネを返すように求めました。

 

ようやく戻ってきたペルセポネ、母のデメテルは歓喜し、草木はみるみるうちに

育ち始めました。

 

ところが、ペルセポネは冥土のザクロを4粒食べていたのです。

 

母デメテルは再び絶望します。

なぜなら、冥土の食べ物を口にしたものは、地上へは帰れなかったのです。

 

デメテルはゼウスに懇願しますが食べてしまった分だけ冥土で過ごすことで

話がまとまり、8ヶ月は地上で、4ヶ月は冥土で暮らすようになりました。

 

デメテルが娘のことを思い心配している姿が「おとめ座」になりました。

 

 

「おとめ座」の見つけ方

 

「おとめ座」は春の星座です。

夜空に輝く「おとめ座」の見つけ方はこちらから、ご覧ください。

春の星座の見つけ方「おとめ座」
「おとめ座」は全天で2番目に大きな星座です。横の大きく広がっています。「しし座」春の先駆けで、昇り始めた後を追うように、「おとめ座」の姿を現します。春先は南東の空に見え、ゆったりと南、西へと傾いてゆきます。

 

「おとめ座」は黄道12星座でもあります。

季節の星座の見つけ方「黄道12星座」
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まとめ

 

🌟「おとめ座」の神話の紹介をしました。

 

スピカの名前の由来を考えると、農業の女神かな?とも思いますが、

私は先の女神アストレイアの説のほうがしっくりきます。

 

皆さんはいかがですか?

 

 

 

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