🌟「ステファンの五つ子」は「ペガスス座」にある特徴のある
銀河です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「ペガスス座」の領域ですが、「とかげ座」との境界付近に
あります。
まずは周りの星座などと「ペガスス座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「ペガスス座」の特徴的な形の四角形は、秋の夜空では代表的な形で、「秋の
四辺形」として、秋のひっそりとした星空の中で、目印に使われるような、星座
です。
そして「ペガスス座」と秋の四辺形の一角をシェアしている「アンドロメダ座」
の2等星α星アルフェラッツから、ペガススの足側へ向かって行くと、「ペガスス
座」の2等星のβ星シェアトがあります。
「ペガスス座」は上半身の姿で、逆さを向いているところを描かれているので、
左の前足がβ星シェアトから繋がっています。そちら側にある、β星シェアトと
隣の「とかげ座」の尻尾の星の1番星との間にあります。
(C)NASA
その特徴は?
🌟発見者のエドワード・ステファンからの由来される名前です。発見当初の
1877年には5つ揃った銀河として捉えられて、「五つ子」とされました。
ですが、実際には同じ方向に見えた銀河で、左上にあるNGC7320は、他の銀河よ
りも7倍も地球に近い距離にあります。
この一連の銀河は衝突した姿や、若い青い星、年老いた赤い星などが、一度に観測
されるとして注目されています。
右上のNGC7319は螺旋状の上でが別にあって、上部の渦巻の腕の中には青い斑点
と、核の上の赤い点は何千もの星の集まりです。
中央にあるのはNGC7318のAとBです。Bの銀河がAの銀河に衝突することによる
姿です。腕にある若い星はまだ生まれて間もない星団で、周りのガスがまだ漂って
いる状態です。
左下のNGC7317は、相互作用の影響をあまり受けていない、楕円銀河です。
(C)NASA/ステファンの五つ子(左)、NGC7331(右)
ペガスス座にあるこのほかの天体
「ペガスス座」にはこの他にも、特徴のある天体があり、まとめた
ページがあるので、そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
ステファンの五つ子 | |||||
番号 | NGC7317 | NGC7318A | NGC7318B | NGC7319 | NGC7320 |
赤経 | 22h35.5m | 22h35.5m | 22h35.5m | 22h36.3m | 22h36.0m |
赤緯 | +33°56′ | +33°57′ | +33°57′ | +33°58′ | +33°56′ |
等級 | 14.6等 | 14.4等 | 13.9等 | 14.1等 | 13.2等 |
距離 | 3億光年 | 3億光年 | 3億光年 | 3億6000万光年 | 3900万光年 |
星座 | ペガスス座 | ||||
種類 | 銀河 |
まとめ
🌟「ステファンの五つ子」について紹介しました。
名前がなんだか可愛らしい銀河群です。種類も渦巻き銀河や楕円銀河、合体してい
る2つの銀河など個性的な楽しい兄弟ですね。
機会があれば、大きな望遠鏡のある施設で探して見てください。
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