🌟「さんかく座銀河-M33-NGC598」は「さんかく座」にある特徴のある
銀河です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「さんかく座」の領域ですが、「うお座」との境界付近にあります。
まずは周りの星座などと「さんかく座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「M33」は250万光年と比較的近い銀河で、しかも6.3等星ほどの明るさが
あるので、星のよく見える場所で、目の良い方は、ぼんやりした姿を、捉えられる
でしょう。
秋はもともと目立つ星がないので、目印に困りますが、北の方角はいくつか2等星
などから探すことができるでしょう。
秋の代表的な目印は「秋の四辺形」と呼ばれる「ペガスス座」の四角形です。
北寄りの2等星が「アンドロメダ座」のα星で、「ペガスス座」とシェアしていま
す。
「アンドロメダ座」のα星から、アンドロメダ姫の姿が見えてきたら、腕のあたり
に「アンドロメダ銀河」が薄ぼんやり見えるでしょうか、その下方に「アンドロメ
ダ座」の2等星β星ミラクがあります。
ちょうどミラクを真ん中にして「アンドロメダ銀河」と対角に「M33ーさんかく
座銀河」があります。「さんかく座」は3等星と4等星とで、できた小さな三角形
なので、ダイレクトで見つけるのはちょっと難しいかもしれませんね。
(C)NASA/M33
その特徴は?
🌟局部銀河群では3番目に大きな渦巻銀河です。3番目と言っても、1番のアンドロ
メダ銀河や、天の川銀河などに比べると、とても小さな銀河です。
地球からは300万光年足らずの距離にある銀河で、地球から見ると、アンドロメダ
銀河と近い位置で確認できます。このため、アンドロだ銀河の伴銀河ではないか?
と疑われています。
比較的近いのに、ぼんやりとしか見えない原因として、考えられるのは、星の数が
天の川銀河の10分の1と少ないことと、地球に真正面を向けていて、光が分散して
いるからです。
基本情報
基本情報
さんかく座銀河 | |
番号 | M33-NGC598 |
赤経 | 1h33.8m |
赤緯 | +30°39′ |
等級 | 6.3等 |
距離 | 250万光年 |
星座 | さんかく座 |
種類 | 渦巻銀河 |
まとめ
🌟「さんかく座銀河-M33-NGC598」について紹介しました。
局部銀河群では3番目に大きな渦巻銀河です。3番目と言っても、1番のアンドロ
メダ銀河や、天の川銀河などに比べると、とても小さな銀河です。環境が良くて、
頑張れば肉眼でもぼんやり見えます。
機会があれば、大きな望遠鏡のある施設で探して見てください。
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