(C)NASA/M65
このページは、
春の星座にあるメシエ天体「しし座-M65-NGC3623」です。
あなたの探している天体ですか?
もし、お探しの天体にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。
「M65-NGC3623」
🌟「M65-NGC3623」は「しし座」にある、渦巻銀河です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「しし座」の領域にあります。
まずは周りの星座などと「しし座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟春の星座の代表格は「おとめ座」か「うしかい座」あるいは「しし座」でしょう。
それぞれに1等星があって、「おとめ座」と「しし座」は黄道12星座でもあって、
馴染みがあります。
また、「うしかい座」は「おとめ座」と並んで、春に特徴的な曲線を作り出すのに
必要な星座です。
春の夜空には、メシエ天体の中でも銀河が多く見つけられていて、「NGC」の番号
のみのものも多く、発見されています。
「M65」は「しし座」の後ろ足のあたりにあります。
「しし座」は見つけるのに、特徴ある形があって、まずししが横を向いています。
西向きなので、尾は東というやつですね。頭部はクエスチョンマークを反転した
形になっていて、クエスチョンマークの下の点が、1等星のレグルスを指してしま
す。
「しし座」には、もう一つ2等星ですが明るい星があって、お尻付近にあるデネボラ
です。この二つの星を探すと、「しし座」は見つかったも同然です。
「M65」は1等星のレグルスと、2等星のデネボラを結んで行く途中に、3等星のθ星
がなんとなく見つかります。そのθ星から上に目を向けると、同じく3等星のδ星が
あって、θ星とδ星と等倍したくらいの線を、θ星から左下に伸ばすと、4等星のι星が
あります。
このι星とθ星の間に「M65」があります。実はこの間には「M66」と「NGC3628」
という3つの銀河があって、「NGC3628」は横向きなので、一緒に発見されなかった
ようなのです。
昔の望遠鏡で、9.9等でも見えたんですね。
(C)NASA/M65
この他の「しし座」にある天体
「しし座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、
そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
M65-NGC3623 | |
番号 | M65-NGC3623 |
赤経 | 11h18.9m |
赤緯 | +13°06′ |
等級 | 9.9等級 |
距離 | 2700万光年 |
星座 | しし座 |
種類 | 渦巻銀河 |
まとめ
🌟しし座にある「M65-NGC3623」について紹介しました。
「M65」と「M66」の二つが、とても近い場所で確認できる銀河です。このような
天体がしし座には多く存在します。その点でも興味深いですね。
また、機会があれば、大きな望遠鏡のある施設でも見てください。
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