このページは南半球の星座の「みなみじゅうじ座」です。
あなたの探している星座ですか?
もし、お探しの星座にたどり着けていない方は、こちらをご覧ください。
「みなみじゅうじ座」
🌟南半球の星座は、日本では沖縄で、いくつか見えますが、
それでも全部は見えません。
見つけ方の紹介はちょっと可笑しいので、星座の紹介に留めます。
南半球にはこんな星座があるんだ!と思ってください。
そして南半球へお出かけの際には参考にしてください。
「みなみじゅうじ座」はどこにある?
🌟沖縄からでも全貌は見えません。
アルマ望遠鏡があるチリの星空で「みなみじゅうじ座」のある位置を確認して
みましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑(アルマ望遠鏡から見た1月の星空)
(C)アストロアーツ/星空年鑑(アルマ望遠鏡から見た7月の星空)
🌟「みなみじゅうじ座」は星座だったんだと、思った方も多いのでは
ないでしょうか。
「南十字星」とか「サザンクロス」という名前での方が。聞いてことが
ありませんか?
北斗七星や北十字、南斗六星といった星の並びは星座の中での形でした。
ですが「南十字星」はがっつり「みなみじゅうじ座」そのまんまです。
分かり易ですね。
さて、どこにあるかというと、1月にはかなり地平線よりでしたが7月には
見やすい位置に昇っていますね。
地平線の近いときには、「りゅうこつ座」のカノープスを目印に南へ下がった
ところにありますが、下がってゆく途中に、「りゅうこつ座」の中に十字に並ぶ星
の形が出来上がります。
これを「ニセ十字」と呼んでいますが、その昔、星を頼りにして進む船乗りが
「南十字星」と間違えてしまったことから「ニセ」という言葉がつけられました。
高い位置にやってきたときには、「ケンタウルス座」の足に当たるα星とβ星を
延長したところに「みなみじゅうじ座」があります。
このため、「ケンタウルス座」のα星とβ星は「サザンポインターズ」と呼ばれて
います。
🌟全天88星座の中で、面積が一番小さい星座です。ですが、1等星が2つも
あります。
α星は十字架のたて棒の下に輝く0.8等星のアクルックスで、1.6等星と2.1等星の
二つの星からなっています。この二つの星は分光連星になっていて、周期が
それぞれ59.3日と56日となっています。
β星は十字架のよこ棒の左側で輝く1.3等星のペクルックスです。
α星とγ星を結んだ長さの5倍をα星の方向へ伸ばしたところに、天の南極が
あります。
南十字星の南東にある、「コールサック」と呼ばれる暗黒星雲は肉眼で見えます。
「みなみじゅうじ座」にある天体
「みなみじゅうじ座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、
そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
学名 | Crux(略号Cru) |
中央位置 | 赤経:12h24m 赤緯-60° |
概略範囲 | 東12h55m,西11h53m,北-55°,南-65° |
20時南中 | 5月23日(高度-5°) |
面積 | 68.45平方度(順位88) |
肉眼星数 | 20個(5.5等) |
設定者 | ロワイエ(アメリゴベスプッチ、モリノー) |
主な天体 | α星=アクルックス 0.8等星
β星=ベクルックス 1.3等星 γ星=ガクルックス 1.6等星 NGC4349=散開星団 7.0等星 コールサック=暗黒星雲 石炭袋 |
見どころ | NGC4755=β星の南東1″のところにある散開星団です。イギリスのジョン・ハーシェルがその美しさから宝石箱と名付けられています。12’の範囲に30個の星が集まっていて、個々の星の光度は6~7等星で、全体では4等星ほどの明るさで、双眼鏡で見えます。 |
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まとめ
🌟南半球の星座「みなみじゅうじ座」を紹介しました。
南半球にある星座で、見たことがなくても、名前は聞いたことがある方は
多いのではないでしょうか。みなみじゅうじ座を見る機会があれば、ぜひ
探してください。
良い観望でありますように。。。。
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