🌟「h,x(エイチ,カイ)」はペルセウス座にある、二重星団で、NGC869,NGC884
という二つの散開星団が並んであります。
それぞれが4~5等星の明るさなので、肉眼でぼんやり見えるので、
探して見ましょう。
見つけ方
「ペルセウス座」にあるので、まずは「ペルセウス座」を確認しましょう。
「ペルセウス座」は流星群で有名なので、ご存知の方も多いでしょうか。

流星群は夏ですが、星座の見頃は、南中する秋になります。
流星群を眺めるときにこの二重星団を覚えておいて、探すのもいいでしょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑より
🌟「ペルセウス座」を確認しましたら、二重星団がある場所は、隣の
「カシオペヤ座」との間にあります。
カシオペヤ座もWの形で知られていますし、よく目印にもなる星座ですので、
大体の見当をつけるのは簡単でしょう。

「ペルセウス座」の振り上げた腕の部分にあたるη星から、「カシオペヤ座」の
2等星のシェダルとを結んだ線を4等分してペルセウス座のη星から4分の1、
「カシオペヤ座」から4分の3、あたりのところに、薄ぼんやりしたものが
見えませんか?
4.3等星と4.7等星のほどなので、頑張れば見えそうな感じです。
暗いところでならさらに見える確率が上がりますね。
双眼鏡などを使うとさらによく見えますね。

ちなみに近くにはおうし座の「プレアデス星団」も見えるので、みてください。


(C)NSAS/NGC869/NGC884
🌟二重星団でもある「h,x(エイチ,カイ) 二重星団-NGC869,NGC884」は環境が
よければわかりやすい場所でもあり、肉眼でも見える天体です。
古代から認知されていて、紀元前150年以前には、ヒッパルコスやプトレマイオス
が、「微かな雲」「雲のような光点」と呼んでいました。
その知名度は「アンドロメダ銀河」や「プレセべ星団」などと並ぶものでした。
ですが、メシエカタログへの登録はされませんでした。
1764年に初版が発表されて以降も改訂されながらも、最後まで、加えられません
でした。これはメシエカタログの謎の一つでもあります。
ペルセウス座にあるこのほかの天体
「ペルセウス座」にはこの他にも、特徴のある天体があり、まとめた
ページがあるので、そちらも合わせてご覧ください。





基本情報
基本情報
h,x(エイチ,カイ) 二重星団-NGC869(散開星団) | |
番号 | h,x(エイチ,カイ)二重星団-NGC869 |
赤経 | 2h19.0m |
赤緯 | +57°09′ |
等級 | 4.3等 |
距離 | 7300光年 |
星座 | ペルセウス座 |
種類 | 散開星団 |
基本情報
h,x(エイチ,カイ) 二重星団-NGC884(散開星団) | |
番号 | h,x(エイチ,カイ) 二重星団-NGC884 |
赤経 | 2h22.4m |
赤緯 | +57°07′ |
等級 | 4.7等 |
距離 | 8080光年 |
星座 | ペルセウス座 |
種類 | 散開星団 |
まとめ
🌟「h,x(エイチ,カイ) 二重星団-NGC869,884(散開星団)」について
紹介しました。
「ペルセウス座」と「カシオペヤ座」との間にあるので、目印がはっきりして
目星をつけやすい星団です。肉眼では、ぼんやりした光ですので、双眼鏡をお持ち
なら双眼鏡でも見てください。
観望会などでは、ペルセウス座のその他の天体なども紹介してくれるはず
ですので、尋ねてみてください。
良い観望でありますように。。。










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