(C)NASA/M34
このページは、
秋の星座にあるメシエ天体「ペルセウス座-M34-NGC1039」です。
あなたの探している天体ですか?
もし、お探しの天体にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。
「M34-NGC1039」
🌟「M34-NGC1039」は「ペルセウス座」にある、散開星団です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「ペルセウス座」の領域にあります。
まずは周りの星座などと「ペルセウス座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟秋の星座はひっそりと小さな光で、その美しさを醸し出しています。だんだんと
空気が澄んでゆく中で、小さいながらも光るわけです。そんな目立つ星がないと、
言われることの多いのには、1等星が1つしかないからでしょうか。
1等星こそ、「みなみのうお座」のフォーマルハウトしかないのですが、形などが
特徴的な星座があったり、さらには銀河なども楽しめる季節でもあります。
形の代表格の一つは「ペガスス座」の「秋の四辺形」と呼ばれ、天頂付近に
宇宙へ続く窓、とも呼ばれる四角形が「ペガスス座」そのままに、かたどられてい
ます。
また、北側の空には、かなりの人が知っている「W」の形の「カシオペヤ座」が
あり、「カシオペヤ座」のW字形と「ペガスス座」の四角形の間には「アンドロメ
ダ座」があり、「アンドロメダ大銀河」は肉眼でもぼんやりと見えるほどです。
そう考えると、秋も捨てたもんじゃありませんね。「カシオペヤ座」は実は天の川
にあるのをご存知ですか?「夏の大三角形」や「いて座」周辺が天の川の見どころ
ではありますが、「カシオペヤ座」も天の川にあって、星のたくさんある場所なの
です。
そんな「カシオペヤ座」のすぐ下にあるのが「ペルセウス座」です。「ペルセウス
座」は夏に盛りに流星群で有名ですね。流星群の時期は深夜に見頃を迎えます。
これは、秋の星座の「ペルセウス座」が深夜に高く登ってくるからです。
「M34」は「ペルセウス座」の2等星で変光星のβ星アルゴルと「アンドロメダ
座」の2等星γ星アルマクの中間地点にあります。
「ペルセウス座」の2等星で変光星のβ星アルゴルは「人喰い鬼の頭」という意味
で、ちょっと恐ろしいですね。というのも、ギリシャ神話の中で、勇者ペルセウス
がメドゥーサを退治して、頭を切り落とすのですが、それが象られています。
(C)NASA/M34の前を通るヘールボップ彗星
ペルセウス座にあるこのほかの天体
「ペルセウス座」にはこの他にも、特徴のある天体があり、まとめた
ページがあるので、そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
M34-NGC1039 | |
番号 | M34-NGC1039 |
赤経 | 2h42.0m |
赤緯 | +42°47′ |
等級 | 5.5等 |
距離 | 1390光年 |
星座 | ペルセウス座 |
種類 | 散開星団 |
まとめ
🌟ペルセウス座にある「M34-NGC1039」について紹介しました。
星が散らばってはいますが、6等星が見える環境なら、小さな光が見つかるかも
しれません。星の綺麗な場所へ行かれた際にはぜひ。
また、機会があれば、大きな望遠鏡のある施設でも見てください。
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