🌟「おとめ座」にある「M59-NGC4621-銀河」の位置を
確認してみましょう。
どこにあるの?
🌟「おとめ座」にありますが、近くの「しし座」と「かみのけ座」の間は
「おとめ座銀河団」とよばれ、銀河などが集中している場所でもあります。
さらに目印には「うしかい座」の1等星アルクトゥールスも役に立つでしょう。
まずは周りの星座などと「おとめ座」の位置を確認しましょう。
※ピンクの丸で囲んだあたりが、「乙女座銀河団」と呼ばれる銀河などが密集している場所です。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「M59」は、「おとめ座」の右腕の方にある、おとめ座銀河団の上部側の中に
あります。
「しし座」のデネボラと「おとめ座」の3等星ε星ウィンデミアトリクスとを
結んだ線上で、「おとめ座」のρ星のすぐ上あたりにあります。
「しし座」のデネボラは、「おうし座」のアルクトゥールスと、「おとめ座」の
スピカと共に、春の大三角形の一角です。
「おとめ座」の3等星ε星ウィンデミアトリクスは、おとめ座の上半身にある4つの
3等星のうちの一番上にある星です。
または、「しし座」のデネボラと「おとめ座」の3等星ε星ウィンデミアトリクス
を結んだ線を、3等分します。そこから、「しし座」のデネボラから3分の2、
「おとめ座」の3等星ε星ウィンデミアトリクスから3分の1のところが、「おとめ
座」のρ星のすぐ上あたりになるかと思います。
※「M59」は単独の画像がないので、他の天体と同じ画像となっています。
おとめ座銀河団について
🌟「おとめ座」と「しし座」と「かみのけ座」の間は「おとめ座銀河団」と
よばれ、約1300〜2000個の銀河が集中しています。中でもメシエ番号や
NGCの番号がついているものは小型の望遠鏡でも観測できます。
ここの銀河は大きな質量を持った銀河が多いので、ブラックホール候補の天体も
多く確認してされています。
乙女座銀河団の構造は渦巻銀河と楕円銀河が不均一に混ざっています。
(C)NASA
基本情報
基本情報
M59-銀河 | |
番号 | M59/NGC4621 |
赤経 | 12h42.0m |
赤緯 | +11°39′ |
等級 | 9.6等 |
距離 | 4100万光年 |
星座 | おとめ座 |
種類 | 銀河 |
まとめ
🌟「M59-NGC4621-銀河」について紹介しました。
「おとめ座」にあり肉眼では見えません。周りにはメシア天体がたくさん集まって
います。M60やM58と一緒に探してみましょう。
もし観測会などで、大きな望遠鏡で見る機会があれば、みてみましょう。
良い観望でありますように。。。
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