このページは南半球の星座の「さいだん座」です。
あなたの探している星座ですか?
もし、お探しの星座にたどり着けていない方は、こちらをご覧ください。
「さいだん座」
🌟南半球の星座は、日本では沖縄で、いくつか見えますが、
それでも全部は見えません。
見つけ方の紹介はちょっと可笑しいので、星座の紹介に留めます。
南半球にはこんな星座があるんだ!と思ってください。
そして南半球へお出かけの際には参考にしてください。
「さいだん座」はどこにある?
🌟大気の状態が良く、地平線スレスレに「さいだん座」の北部が東京からも、
見えるかもしれないです。
沖縄八重山地方からは8月ごろに、かなり南の低い位置に「さいだん座」の
全貌が見えます。
(C)アストロアーツ/星空年鑑(沖縄八重山地方から見た8月の星空)
🌟アルマ望遠鏡があるチリの星空で「さいだん座」のある位置を確認して
みましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑(アルマ望遠鏡から見た7月の星空)
🌟「さそり座」と「ケンタウルス座」の間で、南の地平線に隠れるような位置に
「じょうぎ座」と並んで「さいだん座」があります。
夏に沖縄などへお出かけの際には、「さそり座」の南下に目を、向けてみて
ください。さそりの尻尾のS字カーブで輝く2等星のサルガスを、目印にして、
南に下がりながら3等星が等間隔に2つほど確認できます。
上がα星で下がβ星ですその二つを対角線にして平行四辺形を作るイメージで、
β星から「みなみのかんむり座」の方向へ線伸ばしてゆくと、4等星のθ星が
見つかります。
さらにβ星から「じょうぎ座」の方へ目を向けると、4等星のε星が見つかります。
これで「さいだん座」の半分です。
こちら側が台座部分になります。残りの半分は、少し歪んだ台形をくっ付けた
様な形をイメージしながら、β星とさそりの尻尾のS字カーブの2等星のサルガスを
結んだ線を東よりに延長してゆきます。
すると4等星のδ星が見つかります。β星とε星との間隔よりも少し広い長さの位置
にδ星から西へ平行移動すると4等星のη星へたどり着きます。
4等星のε星とη星を繋ぎたくなりますが、結んだ線の途中にある、3等星が目に
つきます。ζ星です。
これらを結ぶと「さいだん座」の出来上がりです。下の歪んだ台形は火の部分に
なります。
🌟古くから知られた星座です。紀元前2~3世紀ごろのギリシャの詩人アラストは
犠牲者を捧げるものとして表現しています。
「さいだん座」のあるところは、天の川に位置しているので、星団や星雲が、
多いところとしても知られています。
基本情報
基本情報
学名 | Ara(略号Ara) |
中央位置 | 赤経:17h18m 赤緯-56.5° |
概略範囲 | 東18h06m,西16h31m,北-45°,南-68° |
20時南中 | 8月5日(高度-1°) |
面積 | 237.06平方度(順位63) |
肉眼星数 | 19個(5.5等) |
設定者 | プトレマイオス |
主な天体 | NGC6208=散開星団 7.0等星
IC4651=散開星団 6.9等星 |
見どころ | NGC6208=じょうぎ座との境界近くにある散開星団です。50個の星が集まっています。口径10cmで星が見えるようになります。
IC4651=α星の東にある散開星団で、200個の星が集まっています。口径8cmで個々の星が見えるようになります。 |
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まとめ
🌟南半球の星座「さいだん座」を紹介しました。
南半球にある星座ですが、沖縄八重山地方ではなんとか姿を確認できます。
関東では環境さえ良ければ、北部の一部が見えます。
「さそり座」や「ぼうえんきょう座」に挟まれているので、目印にしましょう。
「さいだん座」を見る機会があれば、ぜひ探してください。
良い観望でありますように。。。。
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