(C)NASA/大マゼラン雲NGC2975付近
🌟「大マゼラン雲-LMC」は「かじき座」にある特徴のある不規則銀河です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「かじき座」の領域にあります。
まずは周りの星座などと「かじき座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
「大マゼラン雲」は南半球にある不規則銀河です、「かじき座」の南の端にあって
日本では「りゅうこつ座」のカノープスがギリギリ見える範囲ですが、さらに天の
南極に近い場所にあります。
肉眼でもわかるほどのモヤっとした星雲状がわかりますが、一つの銀河ではなく、
たくさんの星団や星雲が集まっている場所でもあります。
その特徴は?
大マゼラン雲は区分けでいうと「不規則銀河」となります。天の川銀河のすぐ近くに
ある中では最も大きい銀河です。地球からの距離が16万光年で、中には極めて活発な
星形成星雲のガスや塵が集まっていて、若い青白色星の明るい星団が、多くひしめき
合っています。
地球から見ると、中央を横切る棒状のものが見えて、渦巻腕の名残があります。銀河
となるには、小さ過ぎたために、形状として成り立たなかった、と考えられていま
す。
大マゼラン雲という名前は、初めて見つけたヨーロッパ人の有名な探検家フェルディ
ナンド・マゼランにちなんで、つけられました。
マゼラン雲は、活発な星形成期に入っていると、考えられていて、その引き金になっ
たのは、天の川銀河の重力で、現在そのそばを通り過ぎているので、影響していると
考えられています。
(C)NASA/大マゼラン雲
大マゼラン雲にある星雲
基本情報
基本情報
大マゼラン雲-Large Magellanic Cloud | |
番号 | 大マゼラン雲-Large Magellanic Cloud |
赤経 | 5h23.3m |
赤緯 | -69°45′ |
等級 | ー |
距離 | 16.30万光年 |
星座 | かじき座 |
種類 | 不規則銀河 |
まとめ
🌟「大マゼラン雲-LMC」について紹介しました。
南半球でとても有名な、肉眼で見える銀河です。大小合わせて、星の形成期になって
いるので、とても興味深いですね。
南半球の夜空を眺める機会があれば、探して見てください。
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