🌟「かみのけ座」にある「M100-NGC4321-銀河」の位置を確認して
みましょう。
どこにあるの?
🌟「かみのけ座」にありますが、近くの「しし座」と「おとめ座」の間は
「おとめ座銀河団」とよばれ、銀河などが集中している場所でもあります。
さらに目印には「うしかい座」の1等星アルクトゥールスも役に立つでしょう。
まずは周りの星座などと「おとめ座」の位置を確認しましょう。
※ピンクの丸で囲んだあたりが、「乙女座銀河団」と呼ばれる銀河などが密集している場所です。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「かみのけ座」の領域ですが、「おとめ座」や「しし座」の方が近い感じも
しますね。探す時には、春の大三角形を頼りにしてみましょう。
春の大三角形は「おとめ座」のスピカ、「うしかい座」のアルクトゥールス、
「しし座」のデネボラを結んでできる大きな三角形のことを言います。
「しし座」は1等星のレグルスがあるのですが、獅子の首のあたりににあるので、
ちょっと離れすぎているからでしょうか、2等星のデネボラが、1角を担ってい
ます。
今回目印にするのは、春の大三角形のアルクトゥールスと、デネボラを使いま
しょう。「うしかい座」のアルクトゥールスと「しし座」のデネボラを結んで、
5等分します。
「うしかい座」のアルクトゥールスから5分の4、「しし座」のデネボラから
5分の1のあたりに「M100」があります。
(C)NASA/M100
🌟「M100」は私たちの天の川銀河とよく似た、1000個以上の星がある大きな
螺旋銀河です。と言っても、大きさは私たちの天の川銀河よりも1.5倍大きいと
推定されています。
おとめ座銀河団について
🌟「おとめ座」と「しし座」と「かみのけ座」の間は「おとめ座銀河団」と
よばれ、約1300〜2000個の銀河が集中しています。中でもメシエ番号や
NGCの番号がついているものは小型の望遠鏡でも観測できます。
ここの銀河は大きな質量を持った銀河が多いので、ブラックホール候補の天体も
多く確認してされています。
乙女座銀河団の構造は渦巻銀河と楕円銀河が不均一に混ざっています。
この他の「かみのけ座」にある天体
「かみのけ座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、
そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
M100-銀河 | |
番号 | M100/NGC4321 |
赤経 | 12h22.9m |
赤緯 | +15°49′ |
等級 | 9.9等 |
距離 | 5600万光年 |
星座 | かみのけ座 |
種類 | 銀河 |
まとめ
🌟「M100-NGC4321-銀河」について紹介しました。
「かみのけ座」にありますが、おとめ座銀河団の一員です。見つける時には、
春の大三角形の「うしかい座」アルクトゥールスと「しし座」のデネボラが一役
買ってくれることでしょう。
もし観測会などで、大きな望遠鏡で見る機会があれば、みてみましょう。
良い観望でありますように。。。
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