星雲・星団・銀河どんな天体?「子持ち銀河-M51-NGC5194,5」

NGC天体




 

 

 

🌟「M51-NGC5194,5-子持ち銀河」は「りょうけん座」にある特徴のある

銀河です。

 

星コラム「名前のついている星雲・星団・銀河」
名前のついている星団星雲・銀河をまとめました。その特徴から付けられた別名や、発見者の名前による由来などもあります。宇宙に興味を持つきっかけになればいいなと考えます。  

 

どこにあるの?

 

🌟所属星座は「りょうけん座」の領域にあります。と言っても「おおぐま座」との

境界に近いところにあります。

 

まずは周りの星座などと「りょうけん座」の位置を確認しましょう。

 

春の星座の見つけ方「りょうけん座」
りょうけん座」の見つけ方を紹介しました。小さく暗い星でできた星座ですが、周りには「うしかい座」や「おおぐま座」など特徴のある星座などがあり、目印には事欠かないので、頑張って見つけて欲しいです。
春の星座の見つけ方「おおぐま座」
「おおぐま座」の見つけ方を紹介しました。春の代表的な星座で、北側にあるので、「おおぐま座」の名前を聞くよりも「北斗七星」のある星座としての認識の方が浸透しているかもしれませんね。
春の星座の見つけ方「かみのけ座」
「かみのけ座」の見つけ方を紹介しました。「おおぐま座」「うしかい座」「おとめ座」「しし座」これらの星座のちょうど真ん中に位置しているので、星がないように見えますが、位置の把握はすぐにできるでしょう。
春の星座の見つけ方「うしかい座」
黄道星座ではありませんが、1等星があることや、春を代表する星座であることから、存在感のある「うしかい座」です。

 

春の星座の見つけ方「おとめ座」
「おとめ座」は全天で2番目に大きな星座です。横の大きく広がっています。「しし座」春の先駆けで、昇り始めた後を追うように、「おとめ座」の姿を現します。春先は南東の空に見え、ゆったりと南、西へと傾いてゆきます。
春の星座の見つけ方「しし座」
形の整った、解りやすい星座で、クエスチョンマークを裏返した形に、並んだ星々が目印にもなっています。この星の並び方は、ヨーロッパで使われる、草刈鎌に似ていることから ライオンズ・シクル「獅子の大鎌」と呼ばれています。

 

(C)アストロアーツ/星空年鑑

 

🌟「おおぐま座」の尻尾は北斗七星としておなじみですね。「りょうけん座」に

目立つ星が少ないですし、北斗七星の方が近くにあるので、「おおぐま座」に所属

しているような感じです。

 

北斗七星の柄杓の、柄の方の一番端のη星アルカイドの、すぐ西側にあります。

「りょうけん座」との関係は、「りょうけん座」の唯一の3等星α星のコルカロリ

を結んだ線上あたりに注目しましょう。

 

性能のいい望遠鏡なら、北斗七星のη星を覗いた時に、少しスライドさせると見つ

かるかもしれませんね。

 

(C)NASA/M51

 

その特徴は?

「子持ち」と評されるように、一つの大きな銀河と、それにくっつくように小さな

銀河が、繋がっている銀河です。

 

通常は2つ合わせて「M51」と分類されています。大きい方が明るい渦巻銀河で、

「子持ち銀河」として呼ばれています、いわゆる親側の名称です。その他の表記は

M51A、NGC5194となっています。

 

また、小さい方は、不規則あるいは楕円銀河で、子側のように見られる感じです。

その他の表記はM51B、NGC5195となっています。

 

大きい方の銀河の方が地球から見つけられやすいために、渦状腕などから渦巻銀河

として分類されています。

 

この二つの銀河は並列に並んでいるように見えますが、実際には大きな銀河の背後

を移動しています。通過する際に潮汐力を及ぼして、星の形成を促していると考え

られています。それらはハッブル宇宙望遠鏡により、生まれたばかりの散開星団や

星雲物質が渦状腕で観測されています。

 

また、大きい方の銀河の中心部には、超大型ブラックホールの存在も、確認されて

います。

 

この他の「りょうけん座」にある天体

 

「りょうけん座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、

そちらも合わせてご覧ください。

 

星雲・星団・銀河どんな天体?「ひなぎく銀河-M94-NGC4736」
「ひなぎく銀河-M94-NGC4736」について紹介しました。「りょうけん座」は目立ちませんが、いくつか名前の付く特徴のある銀河があり、ひなぎく銀河もその一つです。合わせて探すのも楽しいそうですね。
星雲・星団・銀河どんな天体?「セイファート銀河-M106-NGC4258」
「M106-NGC4258-セイファート銀河」について紹介しました。名称ではないですが、種類の名前で、中心核の活動の地球からの見え具合で、セイファート銀河とよんでいます。

 

 

基本情報

基本情報

子持ち銀河
番号 M51-NGC5194,5
赤経 13h29.0m
赤緯 +47°12′
等級 9.0等
距離 2300万光年
星座  りょうけん座
種類  渦巻き銀河

 

まとめ

🌟「M51-NGC5194,5-子持ち銀河」について紹介しました。

 

大きな渦巻銀河に小さな楕円銀河が、くっついているように見えるのは、とても

可愛らしいですね。

 

機会があれば、大きな望遠鏡のある施設で探して見てください。

 

 

 

 

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