(C)NASA/M47(右)
このページは、
冬の星座にあるメシエ天体「とも座-M47-NGC2422」です。
あなたの探している天体ですか?
もし、お探しの天体にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。
「M47-NGC2422」
🌟「M47-NGC2422」は「とも座」にある、散開星団です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「とも座」の領域にあります。
まずは周りの星座などと「とも座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「とも座」にある星団を紹介しますが、「おおいぬ座」と「いっかくじゅう座」の
方がとても近い場所にあります。
「とも座」の位置を確認しましょう、と言いましたが、「とも座」はなんとなく、
この辺かな?という程度で十分でしょう。「とも座」の全景は、かなり南の方へ
行かないと見えにくい程の、低い位置にある星座です。
「とも座」とは、昔はアルゴ船という船が、星座として数えられていました。全天が
88星座に整理された時に、船が解体されました。「とも」は船の後ろの部分で、南の
方へ向かって、船の骨になる「りゅうこつ座」や「ほ座」などが広がています。
「とも座」も先の部分が見えていると、思ってください。そんな「とも座」は、冬の
王者「オリオン座」の左下にある「おおいぬ座」、シリウスが目印ですね。更にその
右下に「とも座」の一部が見えています。
さて「M47」です、「おおいぬ座」のシリウスが、おおいぬの鼻の先の星です。頭が
三角で象られていますが、シリウス以外は4等星です。シリウスから、三角の下側の
γ星へ、シリウスとγ星の長さの、1.5倍程の辺りに「M47」があります。
(C)NASA/M47(右)
🌟「M47」はすぐ隣にある「M46」と一緒に発見されたとされていますが、メシエ
は「M47」の位置を間違って記録してしまって、しばらくの間「失われたメシエ天
体」と言われてきました。
これには色々な憶測や説があって、「M48」と混同していると言われたりしますが、
1785年にウィリアム・ハーシェルが再度発見し、ハーシェルの番号をつけていま
す。
メシエのミスにもかかわらず、カロライン・ハーシェルはウィリアム・ハーシェルが
再度発見するまでに、少なくとも2回は「M47」を確認しています。
この他の「とも座」にある天体
「とも座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、
そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
M47-NGC2422 | |
番号 | M47-NGC2422 |
赤経 | 7h36.6m |
赤緯 | -14°29′ |
等級 | 4.5等 |
距離 | 1800光年 |
星座 | とも座 |
種類 | 散開星団 |
まとめ
🌟とも座にある「M47-NGC2422」について紹介しました。
とても美しい散開星団です。発見当初の記録ミスによる問題がなければ広く、その
美しさだけを称賛されたことでしょう。
また、機会があれば、大きな望遠鏡のある施設でも見てください。
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