🌟「木星状星雲-NGC3242」は「うみへび座」にある特徴のある
星雲です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「うみへび座」の領域にあります。「うみへび座」は細長く、西に向
かって南の下方を這うようにある星座です。
まずは周りの星座などと「うみへび座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「うみへび座」を見つけるのは意外に難しいです。というのも、南側の下の方に
あって、長く東から西へ伸びています。
「おとめ座」のスピカが見つかるとすぐ下の歪んだ四角形の「からす座」が目につ
きますね。更にその下にちらほら見えているのが「うみへび座」の一部ですね。
「からす座」の下になんとなく星が見つかると、西へ向かって、ゆるいジグザクし
た並びを探します。「おとめ座」のスピカかた「しし座」のレグルスまではゆうに
伸びています。
さて今回は惑星状星雲を探すのですが、「しし座」のレグルス側の方までいくと、
「うみへび座」の唯一の明るい星、2等星のα星アルファルドがあります。
「うみへび座」のα星アルファルドから左側に胴体部分で「M」字が描いていま
す。この「M」字の真ん中のへこんだところの少し下あたりにあります。
(C)NASA/NGC3242
その特徴は?
🌟1785年にウィリアム・ハーシェルによって発見されましたが、ウィリアム・
ヘンリー・スミスが、木星によく似ていると言って、惑星状星雲を木星状星雲と
名づけました。
中には、「Jupiter’s Ghost」などと「幽霊の木星」と呼ばれていたりします。発見
当初は望遠鏡での観測で、そのように見えたのでしょう。現在では、通常の惑星状
星雲とわかっていて、木星のそれと似て非なる物と認知されています。
基本情報
基本情報
木星状星雲 | |
番号 | NGC3242 |
赤経 | 10h24.5m |
赤緯 | -18°38′ |
等級 | 8.6等 |
距離 | 1400~2500光年 |
星座 | うみへび座 |
種類 | 惑星状星雲 |
まとめ
🌟「木星状星雲-NGC3242」について紹介しました。
発見当初に木星とよく似ていとことからその名前がつけられました。現在では通常
の惑星状星雲として認識されています。
機会があれば、大きな望遠鏡のある施設で探して見てください。
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