南半球の天体(星雲・星団・銀河)「タランチュラ星雲-NGC2070」

NGC天体




(C)NASA/タランチュラ星雲-NGC2070

 

🌟「タランチュラ星雲-NGC2070」は「かじき座」にある特徴のある星雲です。

 

星コラム「名前のついている星雲・星団・銀河」
名前のついている星団星雲・銀河をまとめました。その特徴から付けられた別名や、発見者の名前による由来などもあります。宇宙に興味を持つきっかけになればいいなと考えます。  

 

どこにあるの?

 

🌟所属星座は「かじき座」の領域にあります。

 

まずは周りの星座などと「かじき座」の位置を確認しましょう。

 

南半球の星座「かじき座」
南半球の星座「かじき座」を紹介しました。南半球にある星座で、本州ではカジキの尻尾が見えるか見えないか、というところです。南へいかないと見れませんが、かじき座を見る機会があれば探してください。
南半球の星座「テーブルさん座」
南半球の星座「テーブルさん座」を紹介しました。南半球にある星座で、残念ながら日本からは見えません。南へいかないと見れませんが、テーブルさん座を見る機会があれば探してください。その際は「大マゼラン雲」が目印になります。
南半球の星座「レクチル座」
南半球の星座「レクチル座」を紹介しました。南半球にある星座で、沖縄でも一部が見えるか見えないか、というところです。さらに南へいかないと見れませんが、レクチル座を見る機会があれば探してください。
南半球の星座「とびうお座」
南半球の星座「とびうお座」を紹介しました。南半球にある星座で、沖縄でも見えません。大マゼラン雲が目印になります。さらに南へいかないと見れませんが、とびうお座を見る機会があれば探してください。
冬の星座の見つけ方「りゅうこつ座」
りゅうこつ座」の見つけ方を紹介しました。「りゅうこつ座」の全貌を確認するには、南の方へ行くしかないのですが、1等星のカノープスは2月ごろには地平線あたりに観測できる時があります。ぜひ観測してみて下さい。
冬の星座の見つけ方「がか座」
「がか座」の見つけ方を紹介しました。 冬の星座は1等星が多く賑やかな雰囲気ですが、見えない部分の多い星座でもあって、探すのが難しいです。1等星の中でもカノープスも見えない部分の多い星座にあります。「がか座」は、そのお隣ですので、頑張って探して欲しいです。
冬の星座の見つけ方「ちょうこくぐ座」
「ちょうこくぐ座」の見つけ方を紹介しました。冬の星座は1等星が多く賑やかな雰囲気ですが、目立たない星座も多くあって、探すのが難しいものもあります。このちょうこくぐ座もその一つで、頑張って探して欲しいです。

 

(C)アストロアーツ/星空年鑑

 

「タランチュラ星雲」は「大マゼラン雲」の中にある星雲です。

南半球の天体(星雲・星団・銀河)「大マゼラン雲-LMC」
「大マゼラン雲-LMC」について紹介しました。南半球でとても有名な、肉眼で見える銀河です。大小合わせて、星の形成期になっているので、とても興味深いですね。

 

その特徴は?

 

大マゼラン雲の不規則銀河になってしまった中で、星間ガスが見せる不思議な形は、

前世代の星の残骸が主で、色は水素(緑)、酸素(青)、硫黄(赤)が含まれているせいで

す。

 

これらは私たちが所属している、局部銀河群の中で最も活発な星形成領域です。生ま

れたばかりの重力級の星が、数百個も存在しています。あまりにも、活動が活発で、

明る過ぎて、星として「かじき座」の30番星として分類されていました。

 

タランチュラ星雲と呼ばれだしたのは、観測技術が上がり、画像ではっきりとガス雲

がとらえられて以降のことで、その繊維状の形が蜘蛛のような印象を受けてつけられ

ました。

 

(C)NASA/タランチュラ星雲-NGC2070

 

基本情報

基本情報

タランチュラ星雲
番号 NGC2070
赤経 5h38.3m
赤緯 -69°05′
等級
距離 16万光年
星座 かじき座
種類 星雲

 

まとめ

🌟「タランチュラ星雲-NGC2070」について紹介しました。

 

この辺りには散開星団がたくさん存在しています。代表的なものとして、名前がつい

ている星雲のタランチュラ星雲を紹介しました。

 

南半球の夜空を眺める機会があれば、探して見てください。

 

 

 

 

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