このページは夏の星座の「へびつかい座」と「へび座」です。
あなたの探している星座ですか?
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「へびつかい座」と「へび座」
🌟「へびつかい座」と聞くと一昔前に、13星座占いというのが
流行りました。
これは黄道12星座の割り振りの中に「へびつかい座」を含めて
占おうというもので、たま忘れた頃に復活するかもしれませんね。
さて、ではなぜ13星座として名前が上がるかというと、
その位置に関係があります。
探し方として説明します。
(C)アストロアーツ/星空年間
(C)アストロアーツ/星空年間
見つけ方
🌟「へびつかい座」は「さそり座」の北側に向かっての上側に位置しています。
サソリの心臓とされる赤い巨星アンテレスを「へびつかい」の足が
踏んでいるイメージで見ていただければいいです。
この足元が黄道に掛かるというので13星座として含まれたのです。
夏の宵に見える姿は、へびを持つ医神アスクレピオスをかたどっています。
「へび座」の長い身体を分断するかのように「へびつかい座」が
中央にあります、しかし今では別々の星座として名前が付けられていますが、
二つで一つの形としてみたほうがわかりやすいでしょう。
古代では一つの星座だった言われています。
「へび座」頭部は西側で尻尾が東側です。
そのため、頭部の先には「春の大曲線」の一つ
「うしかい座」のアークトゥルス輝く姿がみられます。
先にアークトゥルスを見つけられればその少し左側に小さな三角を
かたどっているのがへびの頭になります。
そこから下に向かってさそり座のアンタレスまでに小さな星が
点々とみつかるのが、へびの長い身体の半分と、医神アスクレピオスの右足になり
ます。
さて、ここまでで見つかりましたか?
へびの残りの半分を探してみましょう。
少し高い位置の東側へ目を向けると「わし座」のアルタイルが見つけられます。
大まかには「アンタレス」と「アルタイル」の間にある小さな星を繋いでいくと
へびの後ろ半分が見つかります。
起点になる星が2等星と少し光は弱いのですが、
アンタレスに近いほうが、医神アスクレピオスの左足、2等星の「サビク」です、
そこから天中に向かっていくと、2等星の「ラスアルハゲ」にたどり着きます。
これが医神アスクレピオスの頭部にあたります。
どうですか?
へびを捕まえている、へびつかいの姿が見えましたか?
ここで豆知識を一つ。
「へびつかい座」の右肩あたりに「バーナード星」という
太陽系から約6光年の距離にある恒星です。
これは一番近い恒星系に次ぐ近さです。
この星は固有運動が大きい星として知られていて、
1年間あたりで約10.36秒移動しています。
これは1秒間に108kmのスピードで、地球に近づいていることになります。
ですので、1万年後には3.8光年の所まで近づくことになります。
。。。一万年後私はいないですけどね。。。
へびつかい座の神話
「へびつかい座」の神話はこちらをご覧ください。
へびつかい座・へび座にある天体
基本情報
へびつかい座
学名 | Ophiuchus(略号Ops) |
中央位置 | 赤経:17h20m 赤緯-8° |
概略範囲 | 東18h42m,西15h58m,北+14°,南-30° |
20時南中 | 8月5日(高度47°) |
面積 | 948.34平方度(順位11) |
肉眼星数 | 55個(5.5等) |
設定者 | プトレマイオス |
主な天体 | α星:ラス・アルハゲ 2.1等星
β星:ケバルライ 2.8等星 36番星:重星 5.2~5.2等星 70番星:重星 4.3~6.2等星 χ星:変光星 4.4~9.2等星 329日周期 M12:NGC6218 球状星団 6.7等星 IC4655:散開星団 4.2等星 |
見どころ | M10=蛇使いの上半身にある球状星団で、30番星の西に位置しています。光度は6.6等で中心部が明るいので、双眼鏡で周辺が淡く滲んだ恒星に見えます。
M12=M10の北西約3°にある6.7等星の球状星団です。まばらな星の集まりが幸いして、口径8cmでも周辺の星が見えるようになります。 |
へび座
学名 | Serpens(略号Ser) |
中央位置 | 赤経:16h55m 赤緯+5° |
概略範囲 | 東18h56m,西14h55m,北+26°,南-16° |
20時南中 | 頭:7月12日(高度63°)、尾:8月17日(高度50°) |
面積 | 636.92平方度(順位23) |
肉眼星数 | 36個(5.5等) |
設定者 | プトレマイオス |
主な天体 | α星:ウヌク・アル・ハイ 2.6等星
δ星:重星 4.2~5.3等星 θ星:重星 4.6~5.0等星 IC4756:散開星団 4.6等星 |
見どころ | M5=5番星の北西約0.5°にある球状星団で、双眼鏡を使うと、5番星と一緒にまるい星雲状見えます。口径10cm以上になると周辺の星が見えてきます。
M16=たて座との境界線近くにある、球状星団です。40個の星が集まっています。散光星雲が重なっているが、口径8cmで星の群れは見えるが、星雲は極めて淡く見るのが難しいです。 |
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まとめ
🌟「へびつかい座」と「へび座」の見つけ方を紹介しました。
夏の夜空を彩る星座の一つです。
黄道の近くのあるので、見つかりやすいでしょう。
二つの星座が合わさっているので、とても珍しいので、
ぜひ覚えて欲しいです。
良い観望でありますように。。。。
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