🌟「いて座」にある「M20-三裂星雲」を見てみましょう。
今回の三裂星雲は7.6等星です。よく星の見える場所での肉眼で、薄ボンヤリ
確認できるでしょうか。望遠鏡で散光星雲が確認できます。
「いて座」は夏の星座です、夏休みに星が綺麗に見える場所へお出かけして、
ぜひ探してください。
見つけ方
🌟「いて座」にあります、「へびつかい座」に挟まれた天の川にあります。
まずは「いて座」を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「いて座」が確認できたら、柄杓型の南斗六星の柄杓の部分の真ん中のλ星から
南へゆくと「いて座」のδ星があります。
次に、「へび座」の尾部にあるξ星を探しましょう。「へび座」のξ星は、
「へびつかい座」の2等星サビクから、「へび座」に続くジグザクに伸びた尾部で
2つ目の4等星です。
「いて座」のδ星と「へび座」のξ星を結んだ線上の中ほどに、M20はあります。
M20の左下にはM8の干潟星雲があり、見た目の大きさは、M8の方が大きく
見えます。
M20はその名の通り、赤く燃える様な星雲を、暗黒星雲が3つに引き裂いた様な
姿をしています。
ですが、ここまでの等級になると、大きな望遠鏡で見る機会があるといいですね。
夏の旅行に、星の綺麗な場所もそうですが、望遠鏡のあるホテルなどに宿泊する
のも一つの手ですね。
夏の星団ウォッチングのススメ
夏の星座である「いて座」のある星雲を星の綺麗な場所で観察して見るのも
楽しいことです。銀河の中心部を向いているおかげで、星団が集まっているので、
いくつ見つけられるか、挑戦してみましょう。
(C)NASA/M20,M21
淡い天体を見るコツ
M20の様な淡い天体は、天文写真では色鮮やかに写っていますが、肉眼ではそう
はいきません。まず、星が綺麗に見える場所にいかなくてはいけませんね。
それをクリアして、次には、「目を暗闇に慣らす」ことをします。30分ほど
かけ、暗い場所で待機しましょう。暗い天体を見る時には、瞳孔が開く方がよく
見えるのです。
そして、天体を見る時には、目を凝らすのではなく、視野の端の方を見る感じで
見てください。というのも、暗い光を感じる細胞は、網膜の中心部ではなく、
周辺部に多いからです。
試してみてください。
いて座にあるこのほかの天体
「いて座」この他にも、特徴のある天体があり、まとめたページがある
ので、そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
M20-三裂星雲 | |
番号 | M20/NGC6514 |
赤経 | 18h02.6m |
赤緯 | -23°02′ |
等級 | 7.6等 |
距離 | 5600光年 |
星座 | いて座 |
種類 | 散光星雲 |
まとめ
🌟「M20-三裂星雲」について紹介しました。
「いて座」にあります、南斗六星と、へび座などの星を頼りに探しましょう。
市街地ではもちろん肉眼で、見ることはできません。
夏の星座ですので、夏休みに星の綺麗な場所へ出かけてぜひ探して見ましょう。
観望会などでは、いて座のその他の天体なども紹介してくれるはず
ですので、尋ねてみてください。
良い観望でありますように。。。
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