🌟「いて座」にある「M8-干潟星雲」を見てみましょう。
今回の干潟星雲は5.8等星なので、普通の場所では肉眼では、見つからないので、
双眼鏡でボンヤリ、よく星の見える場所では、ぼんやりは肉眼でも確認できるで
しょうか。望遠鏡で散光星雲が確認できます。
「いて座」は夏の星座です、夏休みに星が綺麗に見える場所へお出かけして、
ぜひ探してください。
見つけ方
🌟「いて座」にあります、「さそり座」や「へびつかい座」に挟まれた天の川に
あります。
まずは「いて座」を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑より
🌟「いて座」が確認できたら、南斗六星の柄杓型は見つかりましたか?
柄杓の柄の一番端にあるμ星から、さそり座のε星の方向へ伸ばした線と、
「いて座」のλ星から、「へびつかい座」のθ星の方へ伸ばした線の交点の
あたりを探しましょう。
星のよく見える場所でなら、雲のようなぼんやりが見えるでしょう。5.8等星とも
なれば、双眼鏡で見ることをオススメします。
この干潟星雲は、5.8等星ではありますが、冬のオリオン座大星雲に、並ぶほどの
星雲です。
星雲のガスの流れが、潮が引いた後の砂浜のように見えることから、「干潟星雲」
と呼ばれています。
この干潟星雲と重なって星団が見えます。こちらはNGC6530のナンバーが付いて
います。この星団の星たちは、干潟星雲の中で生まれた星たちのようです。
夏の星団ウォッチングのススメ
夏の星座である「いて座」のある星雲を星の綺麗な場所で観察して見るのも
楽しいことです。銀河の中心部を向いているおかげで、星団が集まっているので、
いくつ見つけられるか、挑戦してみましょう。
(C)NASA/M8
🌟今ではM8は干潟星雲として、認識されていますが、メシエは星団として
カタログに登録していました。その記述が「普通の望遠鏡では星雲状ににえるが、
良い機材では小さな星が多数見えるだけの星団である。」としています。
ちなみに、ウィリアム・ハーシェルは「二つに別れた広大なミルク状の星雲物質」
と観測しています。
いつから干潟星雲と呼ばれるようになったかは、1890年に出版されている、
天文書「星の世界」に初めて登場しました。
いて座にあるこのほかの天体
「いて座」この他にも、特徴のある天体があり、まとめたページがある
ので、そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
M8-干潟星雲 | |
番号 | M8/NGC6523 |
赤経 | 18h03.8m |
赤緯 | -24°23′ |
等級 | 5.8等 |
距離 | 3900光年 |
星座 | いて座 |
種類 | 散光星雲 |
まとめ
🌟「M8-干潟星雲」について紹介しました。
「いて座」にあります、南斗六星が目印になるでしょう、わかりにくい方は
「さそり座」のアンタレスから探してみましょう。
市街地では肉眼で、見ることはできません。双眼鏡をお持ちなら双眼鏡で
見てください。双眼鏡でもボンヤリです。
夏の星座ですので、夏休みに星の綺麗な場所へ出かけてぜひ探して見ましょう。
観望会などでは、いて座のその他の天体なども紹介してくれるはず
ですので、尋ねてみてください。
良い観望でありますように。。。
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