(C)NASA/M69
このページは、
夏の星座にあるメシエ天体「いて座-M69-NGC6637」です。
あなたの探している天体ですか?
もし、お探しの天体にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。
「M69-NGC6637」
🌟「M69-NGC6637」は「いて座」にある、球状星団です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「いて座」の領域にあります。
まずは周りの星座などと「いて座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「いて座」の目印は南斗六星です。南斗六星って何?と、お思いの方は、北に
ある北斗七星はご存知ですか?「おおぐま座」の尻尾のあたりの柄杓形に並んだ
7つの星で、北極星のすぐ近くにあります。
そんな北斗七星と対照的に、南にも小さいながら、柄杓形のように並ぶ6つの星が
あります。少し小さめで、天の川にあることから、ミルク用のサジという意味の、
ミルクディッパーと呼ばれることもあります。
日本名では「南斗六星」とつけられた6つの星の並びは「いて座」の上半身の人型
部分にあります。「いて座」は天の川の中心部に向いているので、星の沢山ある
場所の星座ですが、1等星がありません。
南斗六星の小さなスプーンを頼りにするか、体の中心あたりには、2等星が2つ
あるので、それらを頼りに、上半身が人人間で、下半身が馬のケンタウルス族の
ケイロンが矢を構えている様子を思い浮かべながら探してみましょう。
さて、「M69」を探す時にも「いて座」の2つの2等星が役に立ちます。南斗六星
の中心に光っている1つ目が2等星のα星ヌンキです。ヌンキから南西へ下がった
ところに2つ目の2等星、ε星カウス・アウストラリスがあります。
α星ヌンキと、ε星カウス・アウストラリスを結んだ線を4当分して、α星ヌンキ
から4分の3、ε星カウス・アウストラリス4分の1のところに「M69」はあります。
「いて座」は天の川にあるので、たくさんの星でぼんやりして見えています。他に
も目立つ星団や星雲も沢山あるので、他の人が知らないような天体を見たい人向け
な天体ですね。
いて座にあるこのほかの天体
「いて座」この他にも、特徴のある天体があり、まとめたページがある
ので、そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
M69-NGC6637 | |
番号 | M69-NGC6637 |
赤経 | 18h31.4m |
赤緯 | -32°21′ |
等級 | 7.5等 |
距離 | 2.4万光年 |
星座 | いて座 |
種類 | 球状星団 |
まとめ
🌟いて座にある「M69-NGC6637」について紹介しました。
「いて座」は天の川銀河の中心に向かっている星座なので、何かと注目される天体
が多い場所です、そん中では「M69」の球状星団は特筆すべき天体ではありません
、ですがとても球状星団としての特徴を持った美しい星の塊です。
機会があれば、大きな望遠鏡のある施設でも見てください。
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