(C)NASA/M55
このページは、
夏の星座にあるメシエ天体「いて座-M55-NGC6809」です。
あなたの探している天体ですか?
もし、お探しの天体にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。
「M55-NGC6809」
🌟「M55-NGC6809」は「いて座」にある、球状星団です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「いて座」の領域にあります。
まずは周りの星座などと「いて座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「いて座」は上半身が人間で、下半身が馬のケンタウルス族のケイロンが星座
となった姿と言われています。(詳しくは「いて座の神話」で紹介しています。)
「M55」はいて座の下半身の馬のお尻あたりにあります。「いて座」は天の川銀河
の中心に向かっている位置にあるので、星の数はたくさんあって、いて座を構成し
ている星も沢山あります。
その中でも、特徴的な形をしているのが、「南斗六星」と呼ばれる、6つの星で、
小さなスプーンのような形があります。ちょうど、北にある「北斗七星」と対照的
な存在で呼ばれることもあります。
「南斗六星」の救う部分にある、2等星のδ星ヌンキと、その東隣の3等星τ星を、
結んだ線を、3倍延長したあたりに「M55」はあります。
「いて座」の上半身は天の川に浸っていますが、下半身は天の川に浸かっていませ
ん。ですからこの球状星団も、他の星の粒に紛れずに、美しく輝いて見えるので、
マニアに人気の星団です。
その星の数は10万個を超える数の大きい球状星団の部類に入ります。
(C)NASA/M55
いて座にあるこのほかの天体
「いて座」この他にも、特徴のある天体があり、まとめたページがある
ので、そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
M55-NGC6809 | |
番号 | M55-NGC6809 |
赤経 | 19h40.0m |
赤緯 | -30°57′ |
等級 | 4.4等 |
距離 | 1.9万光年 |
星座 | いて座 |
種類 | 球状星団 |
まとめ
🌟いて座にある「M55-NGC6809」について紹介しました。
「いて座」は天の川銀河の中心方向にある、見応えのある星座でもあります。また
近くに「さそり座」などもあって、見つけるのも楽しいです。それらを頼りに球状
星団も探してみてください。
また、機会があれば、大きな望遠鏡のある施設でも見てください。
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