(C)NASA/M46
このページは、
冬の星座にあるメシエ天体「とも座-M46-NGC2437」です。
あなたの探している天体ですか?
もし、お探しの天体にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。
「M46-NGC2437」
🌟「M46-NGC2437」は「とも座」にある、散開星団です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「とも座」の領域にあります。
まずは周りの星座などと「とも座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟「とも座」という、ちょっと聞きなれない星座は、南半球へつながる星座です。
とりわけ低い位置にあって、地味で目立っていません。
ですが、南半球へ行けば、かつては「アルゴ船星座」と呼ばれたギリシャ神話で、
勇者たちを乗せて、大冒険を果たす船が星座になっていました。その後、全天星座を
整理する段階で、船の部分、部分で分けられ、船の後ろに当たる「とも」という星座
になりました。
日本では、見えるか見えないかで、人気のある1等星の「カノープス」というのが
あります、カノープスはアルゴ船の下方の竜骨部分になる星座で「りゅうこつ座」
です。。。そのまんまですね。
なので、「とも座」と「りゅうこつ座」はなんとなく繋がっています。ちなみに、
そのほかのアルゴ船は、帆の部分の「ほ座」と方位を示す羅針盤の「らしんばん座」
とに分かれています。
さて、「とも座」は冬に低い位置ながらも先の方が見えています。全天で一番明るい
シリウスのある「おおいぬ座」のすぐ下にあります。
そういえば、「りゅうこつ座」のカノープスは2番目に明るい星です。
そしてなんと「M46」は、「おおいぬ座」のシリウスの近くにあります。というのも
星座の境界は星座によって、え?ここまで?というものが少なくありません。「とも
座」もその一つで、「M46」は「とも座」からは外れたの方ですが、地上から少し
上がったところになります。
「おおいぬ座」シリウスから「うみへび座」の2等星アルファルドの方向へ向かって
ゆく線と、「こいぬ座」のプロキオンと「とも座」の4等星のξ星とを、繋いだ線との
交点辺りにあります。
(C)NASA/M46
🌟「とも座」の「M46」と「M47」はとても近くにある星団で、発見時も一緒に
発見されています。この2つの星団も記録では、1771年にメシエが発見したようです
が、それ以前の1654年よりも前にすでに発見されていたようです。
この他の「とも座」にある天体
「とも座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、
そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
M46-NGC2437 | |
番号 | M46-NGC2437 |
赤経 | 7h41.8m |
赤緯 | -14°49′ |
等級 | 6.0等 |
距離 | 6000光年 |
星座 | とも座 |
種類 | 散開星団 |
まとめ
🌟とも座にある「M46-NGC2437」について紹介しました。
発見された当初は光害も少ないので、肉眼で綺麗に見えたのだろうと思うと、羨まし
いですね。ですが、現在では宇宙望遠鏡で撮影した、更に美しい星の画像が見えるの
で、それはそれですね。
また、機会があれば、大きな望遠鏡のある施設でも見てください。
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