季節の夜空を見てみよう「月と木星と土星」

星のコトワリ




 

新月がやってきました。

新月には幾つかいいことがあります。

 

まず、一つは星が月明かりに邪魔されない日がしばらく続きます。

 

そして、昔の人は「新しく始める」時期を月の満ち欠けで判断していました。

そいうことから、運気的にも新月は始まりのタイミングとなっています。

 

また、だんだんと月が満ちてゆくわけですが、その過程で、

 

西の空から三日月が日に日に大きくなる様子が見え始めます。

 

月と木星と土星

9月下旬の夕方日没後すぐの西の空に

月と木星、土星の競演を紹介します。

 

その姿はとても美しいので、「月」と一緒に、

「木星」「土星」と一緒にいる姿が観望できる機会を逃さず、

ぜひ観望してください。

 

星コラム「9月の星空」
秋の星座や夏の名残の星座、惑星なども合わせて、見所満載です。9月は明け方に水星や金星、火星の共演などがあり、夜明け前の美しい空気とともに感じて欲しいところです。

 

 

 

 

惑星の位置は?

 

この現象は惑星の位置と時期によって変わってきますが、

今年は「木星」は「おとめ座」に位置していて、

「土星」は「へびつかい座」にいます。

 

星座の見頃に時期から惑星も見頃を迎えているということです。

 

毎月、「おとめ座」や「へびつかい座」が昇り始めた頃から、

月のそばを通る惑星がそれぞれ美しい競演をしておりました。

 

月の姿は様々ですが、それぞれに美しい姿です。

 

今月は、西の空で、夕方にが沈んだ頃の競演がみられます。

ぜひそれを観望して欲しいです。

 

夏の星座の見つけ方「へびつかい座」と「へび座」
「へびつかい座」と「へび座」の見つけ方を紹介しました。夏の夜空を彩る星座の一つです。黄道の近くのあるので、見つかりやすいでしょう。二つの星座が合わさっているので、とても珍しいので、ぜひ覚えて欲しいです。
夏の星座の見つけ方「いて座」
「いて座」の見つけ方を紹介しました。「いて座」は「さそり座」と、共に黄道の9番目の星座として古くから存在する星座の一つで、アッシリアの彫刻では、サソリの胴体を持った人間が弓矢を引き絞っている姿で描かれています。
夏の星座の見つけ方「さそり座」
黄道12星座の「さそり座」の見つけ方を紹介しました。夏の夜空を彩る星座の一つです。是非覚えて欲しいですし、他の星座に比べて特徴的で、一度知れば真っ先に目がいくような星座です。S字の形と赤い星が目立つので、直ぐにわかります。
季節の星座の見つけ方「春の大曲線と大三角形」
春の大曲線と大三角の見つけ方を紹介しました。春の大曲線は日本の方、探し方を提唱しました。スピカも真珠星と昔から呼ばれていて、北斗七星も古くから使われていました。そんな二つの間にある1等星を結んで、美しい曲線を描くという発想は、日本人らしいなと感じます。

 

(C)国立天文台

 

見える時期は?

 

9月は下旬で西の空に見られます。

木星はかなり低い位置なので、見晴らしの良い場所での

観望をおすすめします。

 

10月に入っても、土星と月の競演はまだ、西の空で見られます。

11月には土星でも夕方の早い時間に低い位置に来てしまうので、

見える場所が限られてくるでしょう。

 

また 11月には木星は夜明けまえの競演に顔を出し始めます。

 

そちらも火星や金星またはスピカなどの恒星と

美しい夜明け前の姿を見ることができます。

 

毎月の月の満ち欠けには、様々な星たちとの競演が楽しめる点も

観望のポイントと言えます。

 

月や惑星はな光が強いので、肉眼で美しい輝きが楽します。

また方角もある程度決まってくるので、

 

慣れてくると予測して、新月や満月を意識すると

この時期はこっちかな?とか、道を歩いてていても、

 

すぐに見つかるようになります。

 

 

自然の時の流れを生活の中に取り入れるには月の周期はおすすめです。

 

そして、わりと簡単に覚えれられるのが、惑星などとの競演している

月をどこで捉えるか、なので、ぜひ習慣に加えてみてください。

 

季節の夜空を見てみよう「月と木星、月と土星」
6月に入ってすぐに、日の入り後の南〜南西の空で、月齢7〜9ほどの、やや丸みを帯びてきた月と、木星がひときわ美しい輝きを放っています。木星は現在「おとめ座」におり1等星のスピカとの共演も先日お伝えしたばかりですが、記憶に新しいでしょうか。。。...
季節の夜空を見てみよう「おとめ座とランデブーの木星」
3月の中旬ごろから東の空へおとめ座がその姿を現します。おとめ座の1等星スピカの少し先を行く輝く星、それが木星です。8月中旬ごろまでゆっくり毎夜西へと移動しながら、寄り添うように美しいく輝いて見えます。惑星の光は太陽の光を受けて反射している光...
季節の夜空を見てみよう「月と木星」
木星と月の競演が見頃になるのでお知らせしました。それに伴って、木星のことについて少しお話しました。またこのように木星と月の競演はあるので、見逃した方は次回に期待してください。
星コラム「月と惑星は?」
「惑星」というと「水金地火木土天海」その昔は「水金地火木土天冥海」となっていました。その後「水金地火木土天海冥」となり、最後の「冥」(冥王星)が小惑星に認定されてしまったので、今は「水金地火木土天海」ですね。なんのことかよくわからない方へ、...
星ヨル部「木星を観よう」
天気が曇っていなければ、望遠鏡で、「木星」の縞模様を観てみませんか? なんとなく赤い目玉のような「大赤斑」が観える可能性があります。木星の直径は、地球のおよそ11倍です。地球からの距離は8億キロメートルも離れています。

 

(C)国立天文台

 

まとめ

 

9月下旬の夕方日没後すぐの西の空に

月と木星、土星の競演を紹介しました。

 

月の新月からだんだんと月齢が増えてゆく姿と、

木星が地平線、もしくは山際に沈んでゆく姿、

 

土星の美しい輝きと月との競演をぜひ堪能して欲しいです。

 

良い観望でありますように。。。

 

 

 

星ヨル部「土星を観望できる天文台」
グランドフィナーレのカッシーニで「土星」に注目が集まっています。今年は、「環」が観望には良いと、「土星の観望会」を企画する天文台が多いです。郡山市ふれあい科学館 スペースパーク、坂東郷土館ミューズ、白井市文化センタープラネタリウム、なかのZERO、多摩六都科学館、豊橋市視聴覚教育センター、番外ひととものづくり科学館
星コラム「8月天文カレンダー」
2018年8月の代表的な天文現象と月齢や月の入り、出などの時刻も記載してます。参考にして、天文観測など楽しんでください。
星ヨル部「谷川岳ロープウェイナイトクルーズへ出かけよう!」
谷川岳ロープウェイの「天空ナイトクルーズ」を紹介しました。今シーズンも星空観望を標高1300メートルの世界で楽しむのもいいかもですね。夜の特別な運行で谷川岳天神平の自然を満喫できます。
星ヨル部「定例観望会のある天文台❹」
定期的に観望会を行っている施設を抜粋しております。ディスカバーパーク焼津天文科学館、みさと天文台、なよろ市立天文台 きたすばる、浜松市天文台、長野市立博物館。天文台には家庭にはない大きな望遠鏡で、土星や星団、星雲なども観測できます。
星ヨル部「定例観望会のある天文台❷」
定期的に観望会を企画して、参加可能な天文台をまとめました。天文台には家庭用より大きな望遠鏡があります。それを使って、土星や星団、星雲なども観測して欲しいです。まんのう天文台、富山市科学博物館付属 富山市天文台、石垣島天文台、月光天文台、明石市立天文科学館
星ヨル部「秋の星のイベントへ行こう!」
天文ファン必見!この秋に催される星に関するイベントをまとめました。第30回スターウォッチングinあきた、星の村スターライトフェスティバル2017、宙フェス2017星旅、2017☆inおおたわら、出雲星空観望会2017、北八ヶ岳小海・星と自然のフェスタ2017、三鷹・星と宇宙の日2017
星ヨル部「石鎚山ロープウェイナイトツアーで星空を誰と見る?」
ロープウェイで標高1300mへ、四国で1番高い山、実は西日本でも一番高い山の「石鎚山」今回はイベントとして行くはいかがかとの提案したいと思います。婚活イベントや、街コン、はたまた社員旅行とか、女子旅。素敵な出会いを満天の星空が演出してくれます。
星ヨル部「日光白根山ロープウェイナイトクルーズで星空鑑賞しようよ」
天空の星空鑑賞へ行きませんか?日光白根山ロープウェイに乗って、日光国立公園 丸沼高原へ。標高2000メートルでの最高のロケーションでの星空が待っています

 

 

 

星コラム「太陽系とはどんなもの?」
太陽を中心として、8個の惑星、1個の準惑星、その他の小天体からなる仲間の総称です。太陽系の8個の惑星はほぼ円形に軌道を巡っています。太陽から近い順番に、「水星」「金星」「地球」「火星」「木星」「土星」「天王星」「海王星」その外側に準惑星の「冥王星」があります。

 

星コラム「1等星一覧」
全天の1等星一覧をリストにしました。一等星は全天に21個とする場合と、ふたご座のカストルを含めて22個とする場合があり、このページでは含めた22個でおおくりしてます。 星座を探す時の目印にもなる1等星です、参考にしてください。
星コラム「全天88星座リスト」
1930年の国際天文学連合を契機に、星座が統一・整理されることになり、星座の境界線が引かれ、星空は世界共通の88星座に統一されました。この88の星座を表にまとめました。
参考文献・サイト一覧
星のコトワリを掲載するにあたっての参考文献・参考サイトを一覧にまとめました。サイトの記事の作成のために参考しています。

 

 

 

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました