(C)NASA/赤い星雲はIC405、M36(右)、21P / Giacobini-Zinner(右下)、M38(中央)
このページは、
冬の星座にあるメシエ天体「ぎょしゃ座-M36-NGC1960」です。
あなたの探している天体ですか?
もし、お探しの天体にたどり着けていない方はこちらをご覧ください。
「M36-NGC1960」
🌟「M36-NGC1960」は「ぎょしゃ座」にある、散開星団です。
どこにあるの?
🌟所属星座は「ぎょしゃ座」の領域にあります。
まずは周りの星座などと「ぎょしゃ座」の位置を確認しましょう。
(C)アストロアーツ/星空年鑑
🌟一見すると、「ぎょしゃ座」は高い位置に広がって見えるので、つかみどころの
ない印象があります。冬の星座は賑やかです。
「オリオン座」は1等星や2等星は、もちろん星雲星団の宝庫、「おうし座」も日本
名のスバルのプレアデス星団やヒアデス星団があり、「おおいぬ座」は全天で一番明
るいシリウスなど、目の高さがちょどいい場所には、見所てんこ盛りな天体が勢ぞろ
いしています。
そんな賑やかな冬の星座でかなり、お腹いっぱい状態です。別腹気分で探すには
「ふたご座」のカストルとポルックスや「こいぬ座」のプロキオンくらいが、程よい
感じです。
さて、ここで、「ぎょしゃ座」ちょっと微妙で残念な感じか増してしまうわけです。
ですが、ちょっと踏み止まってみましょう。
「ぎょしゃ座」?そんな星座あったっけ?と言われても、めげてはいけません。
昭和な日本人に馴染みの「カペラ」という車があります。なんと、「ぎょしゃ座」
の1等星はカペラなんですね!
そして、近頃、将棋がブームのようですが、夜空にも将棋の駒があるんです。
「ぎょしゃ座」の形が将棋の駒のような5角形をしています。。。。ちょっと探して
みようかな?と思いましたか?
まあそう言わずに、デザートのふたご座と一緒にぎょしゃ座も探して見てください、
なんと、この辺りの1等星を繋げると、ダイヤモンドのような形になります。
野球ではないです、宝石です。「冬のダイヤモンド」綺麗です。
「ぎょしゃ座」の五角形が確認できたら、「M36」は「ぎょしゃ座」のカペラと
「オリオン座」のベテルギウスと結んだ線上にあります。どの辺りかは、「おうし
座」のツノの先を「ぎょしゃ座」への伸ばした所と、交わる辺りにあります。
「おうし座」のツノの先のβ星エルナトは「ぎょしゃ座」のγ星エルナトと、一緒に
なっています。
(C)NASA
🌟球状星団のような印象で映ってるいますが、散開星団です。
🌟肉眼でも見えたせいか、メシエの時代よりも100年も前の1654年に、ジョバン
ニ・バティスタ・オディエルナという方が発見しました。ですが、正式な記録は
1749年、フランスの天文学者ル・ジャンティユとなっています。
この他の「ぎょしゃ座」にある天体
「ぎょしゃ座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、
そちらも合わせてご覧ください。
基本情報
基本情報
M36-NGC1960 | |
番号 | M36-NGC1960 |
赤経 | 5h36.3m |
赤緯 | +34°8′ |
等級 | 6.3等 |
距離 | 4110光年 |
星座 | ぎょしゃ座 |
種類 | 散開星団 |
まとめ
🌟ぎゃしゃ座にある「M36-NGC1960」について紹介しました。
「M36」、「M37」、「M38」はとても近い場所にあります。合わせて見つけると
3倍嬉しい感じになります。星のよく見える場所へお出かけの際には、ぜひとも探し
て見てください。
また、機会があれば、大きな望遠鏡のある施設でも見てください。
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