星雲・星団・銀河どんな天体?「回転花火銀河-M101-NGC5457」

NGC天体




 

 

 

🌟「M101-NGC5457-回転花火銀河」は「おおぐま座」にある特徴のある

銀河です。

 

風車銀河とも呼ばれています。

星コラム「名前のついている星雲・星団・銀河」
名前のついている星団星雲・銀河をまとめました。その特徴から付けられた別名や、発見者の名前による由来などもあります。宇宙に興味を持つきっかけになればいいなと考えます。  

 

どこにあるの?

 

🌟所属星座は「おおぐま座」の領域にあります。と言っても「うしかい座」との

境界に近いところにあります。

 

まずは周りの星座などと「おおぐま座」の位置を確認しましょう。

春の星座の見つけ方「おおぐま座」
「おおぐま座」の見つけ方を紹介しました。春の代表的な星座で、北側にあるので、「おおぐま座」の名前を聞くよりも「北斗七星」のある星座としての認識の方が浸透しているかもしれませんね。
春の星座の見つけ方「うしかい座」
黄道星座ではありませんが、1等星があることや、春を代表する星座であることから、存在感のある「うしかい座」です。
夏の星座の見つけ方「こぐま座」
こぐま座」の見つけ方を紹介しました。北極星からダイレクトな探し方と、カシオペヤ座やおおぐま座から探す方法を紹介しましたが、北極星がどこに見えるのか一度探して見ましょう。方角の基準になるのでぜひ。
夏の星座の見つけ方「りゅう座」
「りゅう座」は天の北極に近いところに位置していて、特に明るい星があるわけではありませんが、ほぼ1年中、その姿を見つけることができます。
冬の星座の見つけ方「きりん座」
「きりん座」の見つけ方を紹介しました。冬の星座ではありますが、北極星の近くにあり、1年を通して、空にある星座です。しかしながら、この星座は目立つ星がなく、暗い星ばなりで、非常に探すのが難しい星座でもあります。
春の星座の見つけ方「りょうけん座」
りょうけん座」の見つけ方を紹介しました。小さく暗い星でできた星座ですが、周りには「うしかい座」や「おおぐま座」など特徴のある星座などがあり、目印には事欠かないので、頑張って見つけて欲しいです。
春の星座の見つけ方「かみのけ座」
「かみのけ座」の見つけ方を紹介しました。「おおぐま座」「うしかい座」「おとめ座」「しし座」これらの星座のちょうど真ん中に位置しているので、星がないように見えますが、位置の把握はすぐにできるでしょう。

 

(C)アストロアーツ/星空年鑑

 

🌟「おおぐま座」の北斗七星が見頃になる春に同じように観測好機がやってきま

す。というのも、北斗七星の柄杓の柄の端から2番目の星、2等星でζ星ミザールと

「うしかい座」の左手の先の星、4等星のθ星との中ほどにあります。

 

イメージ的には、柄杓の柄の端の星、η星アルカイドに向かうと、少し曲がった

ようになるのですが、ζ星ミザールから真っ直ぐに伸ばしてゆく感じです。

 

 

(C)NASA/M101

 

その特徴は?

 

🌟「回転花火銀河」や「風車銀河」などと呼ばれる、「M101」ですが、地球に

正面を向けているので、その姿が美しい銀河の腕まで風車のように、または回転

している花火のように光輝いて見えているので、その名前が付けられています。

 

直径は約17万光年で、天の川銀河のほぼ2倍です。また見かけ大きさは満月と、

同じぐらいです。

 

渦巻形は非対称で、星形成星雲の数も非常に多いので、これらのことから、M101

は比較的最近に、伴星銀河のような近くにあった銀河と接近遭遇した結果だと、

考えられています。

 

おおぐま座にある天体

 

「おおぐま座」には、特徴のある天体があり、まとめたページがあるので、

そちらも合わせてご覧ください。

 

星雲・星団・銀河どんな天体?「ボーテ銀河-M81-NGC3031」
「M81-NGC3031-ボーテ銀河」について紹介しました。姿の美しい渦巻銀河です。名前の由来は発見者のドイツの天学者のボーテさんでした。
星雲・星団・銀河どんな天体?「葉巻銀河-M82-NGC3034」
M82-NGC3034-葉巻銀河」について紹介しました。この銀河はスターバースト銀河の見本のような存在で、真横から見える姿で、中心部からのガスが上下に出ている様子がよく捉えられています。研究対象として注目の高い天体の一つです。
星雲・星団・銀河どんな天体?「フクロウ星雲-M97-NGC3587」
「M97-NGC3587-フクロウ星雲」について紹介しました。丸い形の可愛らしい星雲です。時間の違いはありますが、人も同じように生まれたら最期があるように、星にも最期がやってくるんですね。
春の星座にあるメシエ天体「おおぐま座-M108-NGC3556」
おおぐま座にある「M108-NGC3556」について紹介しました。「おおぐま座」は意外と広いので、とらえどころがない部分もあるのですが、目印の「北斗七星」が運命的な形で、配置されています。天体を探す参考にしてください。
春の星座にあるメシエ天体「おおぐま座-M109-NGC3992」
おおぐま座にある「M109-NGC3992」について紹介しました。「北斗七星」から探すと、とても見つかりやすい位置にある銀河です。「おおぐま座」にはこの他にもたくさん天体があるので、興味を持って見て欲しいです。

 

 

基本情報

基本情報

回転花火銀河(風車銀河)
番号 M101-NGC5457
赤経 14h03.2m
赤緯 +54°21′
等級 8.2等
距離 2700万光年
星座  おおぐま座
種類  渦巻き銀河

 

まとめ

🌟「M101-NGC5457-回転花火銀河」について紹介しました。

 

渦巻銀河としての姿がよくわかって、とても美しい銀河一つです。名前も特徴を

よく捉えていて覚えやすいですね。

 

機会があれば、大きな望遠鏡のある施設で探して見てください。

 

 

 

 

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