星コラム「1等星一覧」

恒星




(C)アストロアーツ/星空年間(明るさの順位)

 

🌟一等星は全天に21個とする場合と、ふたご座のカストルを含めて22個と

する場合があり、このページでは含めた22個でおおくりしてます。

 

🌟星座図はアストロアーツ/星空年間のものを切り取って使用してます。

 

🌟一等星の中には南半球でなければ見えないものもあります、南半球へ行かれた際に

ご確認ください。

 

🌟この一覧の順番は赤経の若い順に並べてます。

 

 

 

(C)アストロアーツ/星空年間(明るさの順位)

 

🌟明るさ順はこちらをご覧ください。

星コラム「星の明るさベスト21-明るい順に並べてみました。」
星の明るさベスト21-明るい順に並べてみました。知っているようで、知らない1等星の順位を並べて見ることで、スッキリすることもあります。

 

🌟地球から100光年未満の領域にある1等星についてはこちらをご覧ください。

 

星コラム「地球から100光年未満の領域にある1等星について」
地球から100光年未満の領域にある1等星についてまとめました。1等星よりも明るい星は、全天で21個あります。その中でも、11個は100光年未満という比較的近距離に存在しています。分布図で並べて見たので、参考になれば幸いです。

 

アケルナル

固有名:アケルナル

星座名:エリダヌス座

星名:α星 Eri

赤経:01h38.0m

赤緯:-57.12°

実視等級:0.5等

発光色:青白

距離:80光年

🌟残念ながらこの星は日本では沖縄以外見ることができません、沖縄でも地平線ぎりぎりに位置しています。

それより南へいった際には是非観望してください。

🌟星座としてはオリオン座から蛇行する川のように南へ流れてゆくのですが、全貌は見ることがなかなか難しい星座です。

🌟1等星の「アケルナル」は(川の果て)と呼ばれています。

 

冬の星座の見つけ方「エリダヌス座」
「エリダヌス座」の見つけ方を紹介しました。神話の川のがモチーフになっているので、全体像はとても大きく、蛇行しながらですが長い星座です。地平線から下にα星があるなど、高度の低い星座で、見えている部分は目立つ星がないので、探すのが難しいですが、頑張って探してみてください。

 

アルデバラン

 

固有名:アルデバラン

星座名:おうし座

星名:α星 Tau

赤経:04h36.4m

赤緯:+16.32°

実視等級:0.9等

発光色:オレンジ

距離:60光年

🌟V字型が牡牛の顔の部分になり、そこには「ヒアデス星団」があります。

🌟アルデバランの意味は「後に続くもの」というのがありますが、それはプレアデス星団の後に昇ってくるところからつけられた名前です。日本でも「すばるのあと星」という呼び名があります。

🌟また、牡牛の目で輝くところからアメリカやイギリスでは「ブルズ・アイ」(牛の目)とも呼ばれています。

 

冬の星座の見つけ方「おうし座」
おうし座の見つけ方を紹介しました。おうし座には1等星アルデバランがありそれが目印となります。また、おうし座には星団が2つもあり、見える星の数は多いです。その一つは日本でもお馴染みの「すばる」こと「プレアデス星団」です。それらを見るのもまた楽しみな星座です。
星雲・星団を見てみよう「プレアデス星団」
「プレアデス星団」について紹介しました。肉眼でも見えますが、お持ちでしたら双眼鏡で見つけて欲しいです。おうし座のおうしの肩のあたりに見えます。1等星のアルデバランを見つけて、少し右側へ目を向けると、小さなぼんやりした星の塊のようなものが見えます。
星雲・星団を見てみよう「ヒアデス星団」
「ヒアデス星団」について紹介しました。肉眼でもかなりはっきり見えます。「おうし座」の1等星アルデバランはおうしの目に当たります。その1等星から、おうし座の顔の部分にあたる、「V」字型に並ぶ星がヒアデス星団です。

 

 

リゲル

 

固有名:リゲル

星座名:オリオン座

星名:β星 Ori

赤経:05h15.0m

赤緯:-08.12°

実視等級:0.2等

発光色:青白

距離:700光年

🌟冬の王者とも呼ばれる「オリオン座」の1等星は2つあります。まずは「リゲル」はオリオンの右足にあることからついた呼び名で「巨人の右足」の意味があります。

🌟太陽の60倍の大きさの青白巨星で、太陽の3万倍もの明るさを放っています。

 

冬の星座の見つけ方「オリオン座」
冬の星座の代表格は何と言っても「オリオン座」でしょう。冬だけでなく、四季を通じても、華やかな星座は、なかなかありませんね。「オリオン座」は冬空の王者とも呼ばれ、その存在感を表しています。
星雲・星団を見てみよう「オリオン大星雲」
オリオン座大星雲は「オリオン座」の真ん中の三つ星があります。その下にある「小三つ星」と言われる縦一列に並んで三つの星のような光があります。実はこれは三つの星ではなく、三つ星の中央が「オリオン座大星雲」です。

 

 

カペラ

 

固有名:カペラ

星座名:ぎょしゃ座

星名:α星 Aur

赤経:05h17.3m

赤緯:+46.00°

実視等級:0.1等

発光色:黄色

距離:40光年

🌟「カペラ」の意味は(雌の子ヤギ)というのがあります、これは「ぎょしゃ座」は古くからある星座で、メソポタミアから発掘された彫刻に、山羊か羊を抱く老人の姿が描かれており、抱えた山羊の場所に「カペラ」があったためです。

 

冬の星座の見つけ方「ぎょしゃ座」
「ぎゃしゃ座」は冬の星座ですが、秋の深まりを感じる頃に、北東の地平線上に姿を現し始めます。ゆっくりと秋〜冬〜春と向きを変えながら5月下旬頃、北西の地平線に沈んでゆきます。探してみましょう。
冬の星座たち
冬の星座の見つけ方を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。

 

 

ベテルギウス

 

 

固有名:ベテルギウス

星座名:オリオン座

星名:α星 Ori

赤経:05h55.6m

赤緯:+07.24°

実視等級:0.4等

発光色:赤

距離:500光年

🌟先に登場した「リゲル」と対照的な赤色巨星の「ベテルギウス」です。こちらはオリオンの腋の下に位置しているため、その意が名前になっています。

🌟ベテルギウスの直径は太陽の700倍〜1000倍もあります。また2070日周期で0.4等~1.3等まで明るさを変えています。

🌟日本では、赤いベテルギウスと青白いリゲルを源平合戦の旗に見立てて、ベテルギウスを「平家星」と呼び、リゲルを「源氏星」と呼ぶ地域があります。

 

冬の星座の見つけ方「オリオン座」
冬の星座の代表格は何と言っても「オリオン座」でしょう。冬だけでなく、四季を通じても、華やかな星座は、なかなかありませんね。「オリオン座」は冬空の王者とも呼ばれ、その存在感を表しています。
星雲・星団を見てみよう「オリオン大星雲」
オリオン座大星雲は「オリオン座」の真ん中の三つ星があります。その下にある「小三つ星」と言われる縦一列に並んで三つの星のような光があります。実はこれは三つの星ではなく、三つ星の中央が「オリオン座大星雲」です。

 

 

 

カノープス

 

固有名:カノープス

星座名:りゅうこつ座

星名:α星 Car

赤経:06h24.1m

赤緯:-52.42°

実視等級:-0.6等

発光色:薄黄色

距離:80光年

🌟東京付近で、「カノープス」は約2°の高さで見ることができるので、見晴らしの良い場所で探してみるのがいいです。

🌟「おおいぬ座」のシリウスに次いで全天で2番目に明るい星です。

🌟中国では「南極老人星」と呼び、この星を見ると長生きすると言われています。

 

冬の星座の見つけ方「りゅうこつ座」
りゅうこつ座」の見つけ方を紹介しました。「りゅうこつ座」の全貌を確認するには、南の方へ行くしかないのですが、1等星のカノープスは2月ごろには地平線あたりに観測できる時があります。ぜひ観測してみて下さい。

 

星コラム「星の明るさベスト21-明るい順に並べてみました。」
星の明るさベスト21-明るい順に並べてみました。知っているようで、知らない1等星の順位を並べて見ることで、スッキリすることもあります。

 

シリウス

 

固有名:シリウス

星座名:おおいぬ座

星名:α星 CMa

赤経:06h45.5m

赤緯:-16.44°

実視等級:-1.4等

発光色:白

距離:8.6光年

🌟全天で一番明るい「シリウス」です。その名前もギリシャ語で「セイリオス」(輝くもの)から名付けられました 。

🌟また、シリウスが太陽と重なる夏至の頃、炎暑が病や災いをもたらすとして、不吉な星とされていました。

🌟逆に、エジプトでは、シリウスが夜明け前に昇ってくる頃雨季を迎えました、そこからナイル河の氾濫を教える重要な星として崇められました。

 

冬の星座の見つけ方「おおいぬ座」
「おおいぬ座」の見つけ方を紹介しました。目印になるシリウスが、ひときわ輝くので、そこから犬の姿をたどって見つけてください。また、「冬のダイヤモンド」と「冬の大三角」は1等星同士を結ぶとできる形です。「おおいぬ座」は両方ともに1角を任されています。

 

カストル

 

 

固有名:カストル

星座名:ふたご座

星名:α星 Gem

赤経:07h35.2m

赤緯:+31.52°

実視等級:1.6等

発光色:白

距離:50光年

🌟「カストル」は1.6等星で1等星とする場合と、2等星とする場合があります。

🌟 アラビア語でカストルは「2つの腕のうち前にあるもの」という意味のから由来します。そのためカストルがα星として認められました。

 

冬の星座の見つけ方「ふたご座」
黄道12星座の「ふたご座」の見つけ方を紹介しました。冬の夜空を彩る星座の一つです。是非覚えて欲しいですし、周りも賑やかな星座のある場所なので、見ても楽しいです。そして「冬のダイヤモンド」がある頃が一番華やかなので、合わせて見つけ方も紹介します。

 

 

プロキオン

 

 

固有名:プロキオン

星座名:こいぬ座

星名:α星 CMi

赤経:07h39.8m

赤緯:+05.12°

実視等級:0.4等

発光色:薄黄色

距離:11光年

 🌟「プロキオン」の名前は(犬の先駆け)という意味で、古代エジプトではシリウスより先に東の空から顔を出すことから重要視されてきました。

🌟「シリウス」と「ベテルギウス」と、共に冬の大三角を描いています。

 

冬の星座の見つけ方「こいぬ座」
「こいぬ座」の見つけ方を紹介しました。冬の大三角形という特徴的な目印にもなるので、覚えて欲しい星でもあります。「こいぬ座」は紀元前1200年頃のフェニキアで「海の犬座」と呼ばれていました。紀元前300年頃にギリシャの本に初めて「こいぬ座」として登場します。とても小さく可愛らしい星座です。

 

ポルックス

 

 

固有名:ポルックス

星座名:ふたご座

星名:β星 Gem

赤経:07h45.8m

赤緯:+28.00°

実視等級:1.2等

発光色:オレンジ

距離:35光年

 🌟カルストと共に双子の兄弟の頭部にあります。

🌟ふたご座は地中海沿岸地方では、海の守り神とされています。そのため、難所を通る時には双子の名前「カルスト」と「ポルックス」を唱えていたそうです。

 

冬の星座の見つけ方「ふたご座」
黄道12星座の「ふたご座」の見つけ方を紹介しました。冬の夜空を彩る星座の一つです。是非覚えて欲しいですし、周りも賑やかな星座のある場所なので、見ても楽しいです。そして「冬のダイヤモンド」がある頃が一番華やかなので、合わせて見つけ方も紹介します。

 

 

レグルス

 

固有名:レグルス

星座名:しし座

星名:α星 Leo

赤経:10h08.8m

赤緯:+11.55°

実視等級:1.4等

発光色:青白

距離:70光年

🌟「レグルス」は(小さい王)というラテン語からきていますが、「バジリスク」(小さな王)に由来しています。古代ローマではギリシャ語で「王の星」と呼ばれました。

🌟中世になって「王」を意味するrexと表記されました、レグルスという表記が登場するのは1522年で巷でこの名前を使っていたということです。

🌟別名の「コル・レオニス」はラテン語で「獅子の心臓」を意味しています。

春の星座の見つけ方「しし座」
形の整った、解りやすい星座で、クエスチョンマークを裏返した形に、並んだ星々が目印にもなっています。この星の並び方は、ヨーロッパで使われる、草刈鎌に似ていることから ライオンズ・シクル「獅子の大鎌」と呼ばれています。

 

アクルックス

 

固有名:アクルックス

星座名:南十字座

星名:α星 Cru

赤経:12h27.1m

赤緯:-63.09°

実視等級:0.8等

発光色:青白

距離:450光年

 🌟みなみじゅうじ座全天88星座の中で面積が一番小さいのですが、1等星は2つもあります。残念ながら、沖縄より南に行かなければ見ることができません。紀元前1万年ごろは見えていたようです。

🌟1等星のアクルックスは3連星ですが、非常に長い周期で回っているために、動きはわずかです。

南半球の星座「みなみじゅうじ座」
南半球の星座「みなみじゅうじ座」を紹介しました。南半球にある星座で、見たことがなくても、名前は聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。みなみじゅうじ座を見る機会があれば、ぜひ探してください。

 

星コラム「星の明るさベスト21-明るい順に並べてみました。」
星の明るさベスト21-明るい順に並べてみました。知っているようで、知らない1等星の順位を並べて見ることで、スッキリすることもあります。

 

 

ミモザ(ベクルックス)

 

 

        固有名:ミモザ(ベクルックス)

星座名:南十字座

星名:β星 Cru

赤経:12h48.2m

赤緯:-59.44°

実視等級:1.3等

発光色:青白

距離:500光年

🌟南十字座のもう1つの1等星です。 別名で「ベクルックス」と呼ばれることもあります。これは学名「Beta Crucis」を略して読んだものです。

 

南半球の星座「みなみじゅうじ座」
南半球の星座「みなみじゅうじ座」を紹介しました。南半球にある星座で、見たことがなくても、名前は聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。みなみじゅうじ座を見る機会があれば、ぜひ探してください。
南半球の星座たち
南半球の星座を一覧にまとめました。ほとんどが日本からは見えません、また日本では一部しか見えないものや、南方へ行かないと見えないものなどありますが、どんな星座があるか知識として覚えて欲しいので紹介しました。参考にしてください。

 

スピカ

 

固有名:スピカ

星座名:おとめ座

星名:α星 Vir

赤経:13h25.7m

赤緯:-11.12°

実視等級:1.0等

発光色:青白

距離:350光年

 🌟「スピカ」は古代ローマ時代に付けられた名前で、ギリシャ語で「穂先」を意味しています。

🌟牛飼座のアークトゥルスから繋いだ曲線を「春の大曲線」と呼んでいますが、オレンジで男性的なアークトゥルスと純白のスピカが女性的で「春の夫婦星」とも呼ばれています。

季節の星座の見つけ方「春の大曲線と大三角形」
春の大曲線と大三角の見つけ方を紹介しました。春の大曲線は日本の方、探し方を提唱しました。スピカも真珠星と昔から呼ばれていて、北斗七星も古くから使われていました。そんな二つの間にある1等星を結んで、美しい曲線を描くという発想は、日本人らしいなと感じます。
春の星座の見つけ方「おとめ座」
「おとめ座」は全天で2番目に大きな星座です。横の大きく広がっています。「しし座」春の先駆けで、昇り始めた後を追うように、「おとめ座」の姿を現します。春先は南東の空に見え、ゆったりと南、西へと傾いてゆきます。
星コラム「おとめ座銀河団天体リスト」
おとめ座銀河団の銀河をリストをまとめました。 ほとんどの銀河の中心部にはブラックホールがあると言われています。そんな宇宙の深淵を感じることのできる「おとめ座銀河団」にぜひ注目してみてください。

 

ハダル

 

固有名:ハダル

星座名:ケンタウルス座

星名:β星 Cen

赤経:14h04.4m

赤緯:-60.25°

実視等級:1.0等

発光色:青白

距離:350光年

🌟ケンタウルスの前足に輝く1等星の1つですが、日本では奄美大島より南に行かなければ見えません。

🌟「ハダル」の正式な由来は伝わっていませんが、別名の「アゲナ」はラテン語で「膝」を意味するとされています。

🌟「ハダル」と「リギル」を結んだ先に「南十字星座」があり、探す時の起点とされるため「サザンポインターズ」と呼ばれています。

春の星座の見つけ方「ケンタウルス座」
「ケンタウルス座」の見つけ方を紹介しました。大きな星座ですが、全貌が見られません。地平線の上に出ている部分にはかろうじて2等星があるので、それを頼りに探して見てください。

 

アルクトゥルス

 

固有名:アルクトゥルス

星座名:うしかい座

星名:α星 Hoo

赤経:14h16.1m

赤緯:+90.09°

実視等級:-0.0等

発光色:オレンジ

距離:30光年

🌟 「アルクトゥルス」は「おおぐま座」の後を付いて行く姿から「くまの番人」という意味でつけられました。

🌟和名では、6月の麦の刈り入れ時期に頭上にあることから、「麦星」「五月雨星」とも呼ばれています。

🌟固有運動が大きな星としても知られていて、1年間で2.282秒動きます。といっても、1°の動きにすると1570年はかかります。

春の星座の見つけ方「うしかい座」
黄道星座ではありませんが、1等星があることや、春を代表する星座であることから、存在感のある「うしかい座」です。

 

春の星座たち
春の星座の見つけ方を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。

 

リギル・ケンタウルス

 

固有名:リギル・ケンタウルス

星座名:ケンタウルス座

星名:α星 Gco

赤経:14h40.3m

赤緯:+60.52°

実視等級:-0.0等

発光色:黄色

距離:4.3光年

🌟 太陽系から4,39光年の距離で、恒星の中では一番近い恒星系です。明るさも全天で3番目に明るい星です。

🌟「リギル・ケンタウルス」は「ケンタウルスの足」という意味です。

春の星座の見つけ方「ケンタウルス座」
「ケンタウルス座」の見つけ方を紹介しました。大きな星座ですが、全貌が見られません。地平線の上に出ている部分にはかろうじて2等星があるので、それを頼りに探して見てください。

 

夏の星座たち
夏の星座の見つけ方を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。

 

アンタレス

 

 

固有名:アンタレス

星座名:さそり座

星名:α星 Sco

赤経:16h29.9m

赤緯:+26.27°

実視等級:1.1等

発光色:赤

距離:500光年

🌟「アンタレス」は蠍座の中心部にあり、サソリの心臓としても有名ですが、「火星に対抗するもの」や「火星に似たもの」という意味からの由来で付けられました。黄道を通る蠍座火星も近くを通るために間違われたことからその名が付けられたとも考えられています。

🌟中国では「火」や「大火」と呼び、和名では「赤星」や「酒酔い星」「豊年星」などの呼び名があります。

🌟「アンタレス」は赤色巨星と呼ばれる星で、直径は太陽の200倍もありますが、表面の温度は太陽の半分の3000℃しかありません、また、アンタレスは星の一生の大半を終えた年老いた星なのです。

夏の星座の見つけ方「さそり座」
黄道12星座の「さそり座」の見つけ方を紹介しました。夏の夜空を彩る星座の一つです。是非覚えて欲しいですし、他の星座に比べて特徴的で、一度知れば真っ先に目がいくような星座です。S字の形と赤い星が目立つので、直ぐにわかります。

 

星コラム「星の明るさベスト21-明るい順に並べてみました。」
星の明るさベスト21-明るい順に並べてみました。知っているようで、知らない1等星の順位を並べて見ることで、スッキリすることもあります。

 

ベガ

 

固有名:ベガ

星座名:こと座

星名:α星 Lyr

赤経:18h37.2m

赤緯:+38.48°

実視等級:0.0等

発光色:白

距離:25光年

 🌟真夏の宵に天頂で輝く姿から、ヨーロッパではその美しさから、「真夏の女王」と呼ばれています。

🌟「ベガ」とはアラビア語で「落ちるワシ」という意味で、わし座のアルタイルが「飛ぶワシ」という意味なので、ペアで名付けられたようです。和名でも織姫と彦星としても七夕伝説は有名ですね。

🌟また「ベガ」の南に惑星状星雲リング星雲」があります。輪状になっているので、織姫から彦星へのエンゲージリングとして例えられることもあります。

夏の星座の見つけ方「こと座」
真夏の宵のころ、天の高い位置に燦然と輝く1つの星があります。それは、ヨーロッパでは「真夏の女王」と呼ばれその気品と風格にふさわしい輝きを放っています。そして、純粋さをイメージさせる、東洋では七夕の織姫としてもポピュラーな人気の高い、「こと座のベガ」です。1等星のベガを見つける方法と「夏の大三角」から見つける方法を紹介しました。
夏の星座の見つけ方「わし座と七夕」
「わし座」は夏の宵の頃、 天高く輝く「夏の大三角」の星々の中で2番目に明るい 1等星が「わし座」のアルタイルです。 アルタイルを挟んで小さな2個の星がほぼ一直線に並ぶのが 「わし座」の目印です。 「夏の大三角」の一角の「はくちょう座」からは...

 

アルタイル

 

固有名:アルタイル

星座名:わし座

星名:α星 Aql

赤経:19h51.2m

赤緯:+08.53°

実視等級:0.8等

発光色:白

距離:16光年

🌟「アルタイル」はアラビア語で「飛ぶワシ」の意味があります。また日本では七夕伝説の「彦星」としてもこと座のベガと共に親しまれています。

🌟 こと座のベガと白鳥座のデネブとで「夏の大三角」を型作る星の一つですが、3つのうち一番地球から近い恒星で、距離は約17光年です。直径は太陽の約1.8倍です。

🌟また、アルタイルは8.9時間という短い時間で自転しています。そのため、赤道直径が極直径よりも14%膨らんだ楕円形をしていることがわかっています。

夏の星座の見つけ方「わし座」
夏の宵の頃、天高く輝く「夏の大三角」が一際目立って見えています。その中でも2番目に明るい星が「わし座のアルタイル」です。 「夏の大三角」の一角としてや「七夕の彦星」としては、とても馴染みのある星座なので、ぜひ、夜空で見つけて楽しんで欲しいです。
季節の夜空を見てみよう「夏の大三角の見つけ方」
「夏の大三角」といえば「はくちょう座」のデネブと 「こと座」のベガ、「わし座」のアルタイルからなる、天の川をまたがって 美しく輝く姿を見ることができます。 天の高い位置に3個の明るい星が目を引きます。 3つの星の中で一番、明るいのが「こと座...

 

デネブ

 

固有名:デネブ

星座名:はくちょう座

星名:α星 Cyg

赤経:20h41.7m

赤緯:+45.19°

実視等級:1.3等

発光色:白

距離:1800光年

 🌟「デネブ」はアラビア語で「めんどりの尾」という意味でが、これは「尾」という意味が主に由来しており、白鳥座以外でも「くじら座のη星」「いるか座のε星」「わし座のε星」などの動物の星座の尾の部分にも使われることがあります。そのため、区別するために「デネブ・キュグニ」と呼ばれることもありました。

🌟「夏の大三角」の中では一番暗い1等星ですが、これは実視等級と言って見える明るさの等級のことを指しています。デネブが暗いのは、ベガとアルタイルから比べると、地球からの距離が2桁も違う1800光年という彼方から届く光であるためです。実際の等級を表す「絶対等級」で比較すると、ベガは0.6等、アルタイルは2.2等に対して、デネブは-7.2等になります。

夏の星座の見つけ方「はくちょう座」
夏の宵の頃、天高く輝く3個の明るい星が目を引きます。これは「夏の大三角」と呼ばれる、 「こと座のベガ」、「わし座のアルタイル」、「はくちょう座のデネブ」探すのもすごく簡単に見つかりますね。

 

 

フォーマルハウト

 

固有名:フォーマルハウト

星座名:みなみのうお座

星名:α星 PsA

赤経:22h58.1m

赤緯:-29.35°

実視等級:1.2等

発光色:白

距離:22光年

 🌟「フォーマルハウト」はアラビア語で「大魚の口」「南の魚の口」という意味から名付けられました。

🌟紀元前2500年頃から、ペルシャでは「アンタレス」「アルデバラン」「レグルス」と並んで、ロイヤルスター(王家の星)の一つとされてきました。

🌟日本では秋の星座に1等星がないことから、フォーマルハウトのことを「秋の一つ星」や「南の一つ星」と呼ばれています。

 

秋の星座の見つけ方「みなみのうお座」
まだつ星が少ない秋の星座ですが、1等星がある「みなみのうお座」は比較的探しやすかったり、目印になったりします。大まかな位置は「みずがめ座」の南下に位置しています。南の低空に10個ほどの星が楕円形を描いています。
秋の星座たち
秋の星座の見つけ方を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。
星コラム「地球から100光年未満の領域にある1等星について」
地球から100光年未満の領域にある1等星についてまとめました。1等星よりも明るい星は、全天で21個あります。その中でも、11個は100光年未満という比較的近距離に存在しています。分布図で並べて見たので、参考になれば幸いです。

 

 

まとめ

🌟全天で1等星をリストにまとめてみました。

星座を探す時の参考になれば幸いです。

 

参考文献・サイト一覧
星のコトワリを掲載するにあたっての参考文献・参考サイトを一覧にまとめました。サイトの記事の作成のために参考しています。
星コラム「全天88星座リスト」
1930年の国際天文学連合を契機に、星座が統一・整理されることになり、星座の境界線が引かれ、星空は世界共通の88星座に統一されました。この88の星座を表にまとめました。
星コラム「1等星一覧」
全天の1等星一覧をリストにしました。一等星は全天に21個とする場合と、ふたご座のカストルを含めて22個とする場合があり、このページでは含めた22個でおおくりしてます。 星座を探す時の目印にもなる1等星です、参考にしてください。
星コラム一覧
星のいろいろな雑学的なところや、星についてのまとめページを一覧にしてます。
星座の窓口
星座を季節ごとにまとめて、見つけ方と神話と探しやすくするためのインデックスページです。
星雲・星団を見てみよう
星雲・星団の見つけ方を紹介したページをインデックスとしてピックアップしています。見つけるときにご利用ください。肉眼でも辛うじて見える星団を紹介しています。よく見える環境でなら申し分ないですが、ご自宅で、4等星ほど見える方はご自宅でも見れらま...
星コラム「星の明るさベスト21-明るい順に並べてみました。」
星の明るさベスト21-明るい順に並べてみました。知っているようで、知らない1等星の順位を並べて見ることで、スッキリすることもあります。
星コラム「メシエ天体リスト」
シャルルメシエが作ったリストは一般的に「M〇〇」という表記で使われています。この天体は望遠鏡で見つけられる明るさのものばかりです。星座を見つけた後は星雲。星団の挑戦してみてください。その参考にしてください。
星コラム「太陽系惑星取りまとめ」
星コラムでの太陽系惑星の記事を中心に取りまとめたページです。「水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星」などの簡単にまとめたページ一覧です。
星ヨル部
星のイベントの紹介ページです。女子旅、ご家族で、婚活イベントに、社員旅行などの参考にして星です。また観望会などの情報も随時更新中です。お近くの天文台などお出かけください。
ブラックホールについて取りまとめ
ブラックホールに関する項目の記事の取りまとめたインデックスです。またブラックホールの存在が認められる銀河を紹介した記事も合わせて取りまとめています。参考にしてください
天文用語取りまとめ
天文用語のページを取りまとめています。活用してみてください。

 

 

 

 

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